<3.20>
水ぬるむ
気温が20℃に達する予報で、オツネントンボの産卵が見られるのは間違いなさそう。4月始動を前倒しです。
都下の公園に行くと、この日を待っていたかのように、11時頃から連結態が池に集結しました。
最低気温4℃半ばでも朝から晴れて最高気温21℃。桜の開花宣言は持ち越されたものの、ぽかぽか陽気です。
10時半に到着、まずは交尾態を探します。♂が素早く♀を連結して即刻移精しました。
連結態 移精
移精は約1分で終わり交尾に移行します。石の上なのですんなりとはいかず、1分半かけて交尾態になりました。
交尾態
少し移動、交尾時間は4分少々でした。交尾を解くと、近くでは産卵せず猛スピードで飛び去りました。
連結態 交尾後
午後になると交尾の目撃は難しくなりますが1対発見。他の♂に干渉されて移動しましたが、交尾は成立。
連結態 移精直前
初日の第一関門、交尾態を撮影し次は産卵。思いも寄らぬ数の連結態ですが、照り返しが強く撮るのは大変です。
ピークは正午前後で13時から徐々に姿を消しました。ガマに産卵痕があり、産卵は数日前に始まったようです。
産卵に飛来した連結態から。上の画像と同じ枝ですが、別個体です。以下、連結産卵と単独産卵の様子。
連結態 産卵に飛来
連結産卵
単独産卵です。この時期でもたまに見かけます。多分同じ♀が連結態に交じって長時間産卵していました。
♀ 産卵
♂ 静止 ♀を待つ個体
林縁では水辺に出ていない♂がちらほら見られましたが、♀は見当たりませんでした。
♂ 静止
2019.3.20 東京都