ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ミルンヤンマ 2024<9月>

2024-09-15 | ミルンヤンマ

<9.12>

完敗

9月も中旬なのに真夏の気温が続いて、この日も猛暑日。出現の確率を勘案するとミルンヤンマの産卵撮影です。
日射しの届かない小川は28℃でも、風が通らず高湿度で蒸し暑く、加えて蚊の襲撃でかなり不快な状態でした。
探雌の♂を見たので辛抱して夕方まで待機。案の定、産卵は遅い時間で最初の目撃は15時半過ぎになりました。
16時には暗くて着地を見ていないと個体の識別が困難になります。目撃の2♀は落着かず、撮影は完敗。

15時35分頃 生木の下側で産卵 敏感で20秒でやや高い樹上に飛ぶ


3分程で降りてきて同じ木の上側で3分間産卵 その後見失う




16時20分頃 同じ生木で産卵した♀ よい位置に来ることなく30秒で飛んで行方不明 

2024.9.12 東京都

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ミルンヤンマ 2024<8月>

2024-08-29 | ミルンヤンマ

<8.26>

台風前に

相変わらず気温が高いままですが、台風の接近前にミルンヤンマの産卵撮影です。当所は風の影響を受けません。
産卵を見ない日も度々ありますが、早めの正午前から待機して、過去に例のない6回もの産卵を目撃しました。
ただし、落着いたのは14時半以降の2♀のみ。以下、滞在した4時間の記録です。最高気温33℃。

到着時に流れ沿いにぶら下がりを見て回ると♂は高い所の1頭 帰るまで活動せず


12時10分頃 最初に目撃した葉陰の♀ すぐに飛んで見失う


12時20分頃 上の♀を探していると別の♀が生木で産卵 敏感で2分で飛び去る




12時35分頃 下流で多分同じ♀を発見


すぐ下の朽木に降りて約3分間産卵して移動した


12時45分頃 上流に向かった♀を探していて、産卵に気付かずに飛ばしてしまう やや高い枝に避難


約10分後、腹部の屈伸運動を開始 その後5分程静止して降りてきた




13時5分頃 すぐ下の朽木で産卵を再開したが、転々と移動


まだ若いのかここでも落着かず、1分程で見失って行方不明に


14時25分頃 やや若い♀が静止していた この♀は産卵していない これまでの約1時間半は目撃なし

14時30分頃 上流に引き返すと数分前はいなかった♀が朽木で産卵していた


下側に潜って完全に落着く 漸くゆっくり撮影




時々休止しては産卵を続ける




発見して1時間後 産卵を止めていたが、飛び去らずに休止していた 


15時頃 上の♀を撮影中、近くの朽木で産卵した♀は6分程で飛び去ってしまう


15時15分頃 産卵してもすぐ中断する♀がやや低い枝に止まった 左前翅が欠けているが綺麗な個体


2分程で腹部の屈伸を初め、近くの朽木に降りるのはまず確実の状況


狙っていた朽木でやっと落着き、約20分間産卵 樹上に消えたのを見届けて終了









2024.8.26 東京都

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ミルンヤンマ 2023<9月>

2023-09-08 | ミルンヤンマ

<9.5>

完全に落着く

9月になっても暑い日が続きトンボ撮影は手探り状態ですが、そろそろミルンヤンマが落着いて産卵する頃です。
前回から9日後の小川に行きました。13時半頃に産卵場所を探す♀を目撃、林の中は28℃で期待できそう。
纏わり付く蚊の餌食になっての産卵撮影、目撃3♀のうち2♀が完全に落着きました。地域の最高気温34℃。

14時10分頃の最初の♀です。しばらく前に高い所を飛んでいましたが、降下して生木に着地しました。

落着くパターンながら約4分で移動 2ヵ所の朽ちた竹に転々と止まった後、上空に舞い上がって行方不明に






上の♀は戻らず、14時50分頃に次の♀が飛来しました。絶好の位置の朽木で産卵を始めますが落着きません。

産卵を開始するも約1分で中断


すぐ上に飛んで休止 産卵再開は間違いない状況


1分もしないうちに腹部の屈伸を開始






休止は約2分間、真下に降りて産卵を再開しました。この♀も倒れた竹の表面に着地しますが基質が堅く即移動。
朽ちた竹の割れた断面で産卵を始め、すっかり落着いて約20分間の産卵後、猛スピードで飛び去りました。

ここで落着く




後ずらりながら産卵して約6分後に30秒程一時休止 さらに産卵続行


15時15分頃の産卵です。10m程上流で産卵していた♀が待機付近の朽木に移動してきて落着きました。
暗くて見失うような状況下、約40分間の長い産卵でした。以降16時半まで目撃なく、この日最後の産卵か。

3番目の♀が縦になった朽木で落着く








隣接する朽木に移動して、方向転換しつつ産卵が続く







2023.9.5 東京都

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ミルンヤンマ 2023<8月②>

2023-08-28 | ミルンヤンマ

<8.27>

漸く気温低下

猛暑日を避けて行っても35℃一歩手前までになって、コシボソヤンマ、ミルンヤンマの産卵撮影は空振り続き。
漸く気温低下の予報で、この時期、この気温なら夕方まで待たずに撮れそうです。正午から待機しました。
13時半を過ぎてミルン2♀が現われましたが、落着く前に見失い、その後は飛来なく満足に撮れずに終了です。
♀が不活性で探雌の♂の目撃は夕方の1回のみ。曇天で時々日が射したり、雨が降ったりで最高気温31℃。

13時40分頃 目を付けていた朽木に着地 辺りはかなり暗い






約30秒後、さあこれからという時にすぐ上に飛ぶ ストロボ光を嫌ったのか一時避難 産卵再開は確実の場所


数分で産卵を再開しましたが、上流に飛んで姿を消しました。しばらくして下流を探索すると♀が飛んでいます。
おそらく先程とは別個体。転々と移動して産卵場所を探していたので後を追うと低い枝に止まりました。

13時55分頃 腹部を曲げる産卵前の行動 約2分間で飛ぶ


産卵場所がなかなか定まらず、ここは基質が不適で15秒で上空に これも見失う


コシボソヤンマの産卵も期待していたのですが、目撃はありませんでした。

<コシボソヤンマ> ♀ 腹端が濡れていて産卵後の様子




到着時から16時になっても止まっていた♂

2023.8.27 東京都

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ミルンヤンマ 2023<8月①>

2023-08-14 | ミルンヤンマ

<8.12>

待望のシーン

雨が降っても一時的で高気温が続きます。台風の余波でしばらく雨予報で晴はこの日まで。さて、どこに行くか。
迷いながら夕方のミルンヤンマの産卵に行きましたが、時期がやや早く目撃は1♀のみ。撮る前に飛びました。
ぶら下がりはどれも若く、これまでかと土手を見て回るうち、16時20分頃に静止する交尾態を見つけました。
よい場所ではありませんが、待望のシーンの撮影が実現。この時期に行って大正解でした。最高気温35℃。

竹藪の少し奥 小枝の見間違いかと半信半疑で接近すると交尾態が止まっていた 高さは水面から2m半くらい






発見から約40分後 交尾解除を待っているとスズメバチに絡まれて交尾態のまま樹上に飛んで見失う


若くて綺麗な♂のぶら下がり 1m近くに若い♀がいるが無関心






♂が飛来する前からぶら下がっていた若い♀ ♂も♀も17時半になっても動かず






別個体






<コシボソヤンマ> ぶら下がりの♂ ♀の目撃はなし




別個体

2023.8.12 東京都

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