ヤンマ探索記

トンボの観察記録です。

タイトルはヤンマですが、トンボなら何でも撮ります。
勿論、ヤンマが優先です。

ミルンヤンマ 2024<8月>

2024-08-29 | ミルンヤンマ

<8.26>

台風前に

相変わらず気温が高いままですが、台風の接近前にミルンヤンマの産卵撮影です。当所は風の影響を受けません。
産卵を見ない日も度々ありますが、早めの正午前から待機して、過去に例のない6回もの産卵を目撃しました。
ただし、落着いたのは14時半以降の2♀のみ。以下、滞在した4時間の記録です。最高気温33℃。

到着時に流れ沿いにぶら下がりを見て回ると♂は高い所の1頭 帰るまで活動せず


12時10分頃 最初に目撃した葉陰の♀ すぐに飛んで見失う


12時20分頃 上の♀を探していると別の♀が生木で産卵 敏感で2分で飛び去る




12時35分頃 下流で多分同じ♀を発見


すぐ下の朽木に降りて約3分間産卵して移動した


12時45分頃 上流に向かった♀を探していて、産卵に気付かずに飛ばしてしまう やや高い枝に避難


約10分後、腹部の屈伸運動を開始 その後5分程静止して降りてきた




13時5分頃 すぐ下の朽木で産卵を再開したが、転々と移動


まだ若いのかここでも落着かず、1分程で見失って行方不明に


14時25分頃 やや若い♀が静止していた この♀は産卵していない これまでの約1時間半は目撃なし

14時30分頃 上流に引き返すと数分前はいなかった♀が朽木で産卵していた


下側に潜って完全に落着く 漸くゆっくり撮影




時々休止しては産卵を続ける




発見して1時間後 産卵を止めていたが、飛び去らずに休止していた 


15時頃 上の♀を撮影中、近くの朽木で産卵した♀は6分程で飛び去ってしまう


15時15分頃 産卵してもすぐ中断する♀がやや低い枝に止まった 左前翅が欠けているが綺麗な個体


2分程で腹部の屈伸を初め、近くの朽木に降りるのはまず確実の状況


狙っていた朽木でやっと落着き、約20分間産卵 樹上に消えたのを見届けて終了









2024.8.26 東京都

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クロスジギンヤンマ 2024<8月>

2024-08-27 | クロスジギンヤンマ

<8.23>

雑種の可能性

ルリボシヤンマの産卵を待っていると、老熟したクロスジギンヤンマが池の中央に降りたって産卵を始めました。
胸部側面の黒色条が異常に細く、ギンヤンマとの種間雑種である通称スジボソギンヤンマの可能性があります。
撮影した画像のみで同定は困難で、クロギンの特徴が際立っているので黒色条が細いだけの個体かもしれません。

複眼が黒化して翅がかなり傷んだ老熟♀が産卵





2024.8.23 東京都

コメント (2)
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ルリボシヤンマ 2024<8月>

2024-08-25 | ルリボシヤンマ

<8.23>

しびれを切らして

連日の激しい雷雨発生でおいそれとは出かけられません。高い気温が一因で、夕方も気温が下がらない傾向です。
しびれを切らして一か八かルリボシヤンマの産卵撮影に行くと、予想より早く15時過ぎに♀が飛来しました。
しかし、警戒心が強く1、2ヵ所で産卵する度に池外に飛び、望む位置に来ないまま10分程で行方不明でした。
気温が高く♂はまったく飛びません。一方、年々個体数が減っているのも事実です。最高気温33℃。

15時15分頃 気温32℃でも今季の第1号の産卵 






10分程で林に飛び去る

2024.8.23 東京都

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マルタンヤンマ 2024<8月>

2024-08-19 | マルタンヤンマ

<8.17>

8月のぶら下がりヤンマ

台風が去って気温が急上昇、日中のトンボの活動は期待薄です。都区内の公園のぶら下がりヤンマに行きました。
地元情報によると8月になって見なくなったとのこと。実際、7月末日、8月11日に行って目撃ゼロでした。
いくら何でも、この時期に一斉に姿を消すとは考えられず、何度も見て回りましたが、やはり見つけられません。
諦めての帰り道、外周道路から公園の敷地内のマルタンヤンマ1♀を発見。貴重な1頭でした。最高気温37℃。
7月は例年より多くのマルタンを目撃しましたが、8月の急減は7月上旬から途切れのない高気温によるものか。

♀のぶら下がり 体長がやや長い個体 最盛期には撮らずに見送ることがあっても今となっては貴重な存在 






数分後、木漏れ日が射し始める

2024.8.17 東京都

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コシボソヤンマ 2024<8月>

2024-08-13 | コシボソヤンマ

<8.12>

久々に長い産卵

横浜の沢のコシボソヤンマ、昨年激減して心配していたところ、今回はさらに厳しい状況で♂が殆ど飛びません。
31℃まで気温が下がった17時半になっても、反復飛翔をまったく見ないのはこれまでに経験のない現象です。
流れ沿いに歩くと時々♀は目撃します。運よく産卵中の♀に遭遇。♂に見つかることなく長い産卵になりました。
産卵撮影は3年ぶり。この♀を見逃していたらボウズになるところでした。暑さが続き最高気温35℃。

16時25分頃 斜めに立つ朽木の目立たない所で産卵していた 5分程で裏側に回り込んで撮影不能に


16時50分頃 40分頃に産卵を中断して飛んで見失ったが、10分後に同じ朽木に戻ってきた 






2分で飛ぶが間違いなく産卵再開する位置に止まる 葉陰で6分間静止


17時頃 産卵を再開し同じ朽木の下部ですっかり落着いて40分以上産卵








飛んで反対側に移動 発見から1時間20分経過しても産卵をやめる気配なし 産卵管に木屑が纏わり付く



2024.8.12 神奈川県

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