近畿大学は今近大マグロで脚光を浴びていますね。
でも、このマグロも実は立ち上げのときは予算もなく、
また研究者が若い講師や准教授だったので、
大学からも銀行からも予算がとれず、その成功への道のりは
大変だったらしいです。大学自らが商売をするとは何ゴトゾ
という発想がまかり通っていたので、まわりの理解を
得られずとにかくいばらの道だったそうです。
しかし、どんなことも成功し始めると日本人は神輿をかついで
くれるひとが急に増えるのです。それによって今の
近大の勢いがあると思います。
さて、近大附属は中高一貫の私学としてすでに長いキャリアがあるし、
指導方針はどちらかというと智辯のようにかたくるしくなく、
また開智のようにルールばかりでなく、
自由度が高い学校組織が魅力でしょうね。
今まで近大附属に進んだ生徒さんもそういうひとが多いし、
また文化祭の盛り上がりも公立中学高校に近いものがあります。
そこが魅力であえて偏差値の高くかたくるしい
イメージの智辯を避けて
近大附属を選ぶ人が多いのも事実。
生徒の質が比較的高いことが
全体の近大附属の安定度があるのだと思います。
一定の進学率をキープしているのを見ても
上位の人の意識もそこそこ高いので、良い影響を
与えているのでしょう。
ただ下位で入って、そのまま上昇できない人にとっては
きびしいでしょう。
近大附属に入れたからといって、それで
神戸大や阪大レベルの国公立など楽にいけるなんてくれぐれも
思わないように。