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今年も高校入試全員合格です その1

2019年03月24日 | 高校受験 公立&私立&国立

高校受験の倍率の変化が

最近著しくなっています。

どちらかと言うと、

倍率は下がり気味です。

受験生にとって、倍率は高いより、

低いほうがいいのに

決まっています。

では、公立高校は

入りやすくなったのでしょうか。

少子化で、以前よりは

入りやすくなったとはいえますが、

入試において、油断は大敵です。

 



では、桐蔭・向陽などの進学校は

入りやすくなってきたのでしょうか。

向陽・桐蔭・星林の倍率の変化を

エクセルに入れましたので、

御覧ください。

 

この倍率の推移を見れば明らかですが、

年々倍率が下がっています。桐蔭に至っては、

数十人単位で不合格者を出していましたが、

今年の不合格者は一桁になりました。

このような数字の推移を見ると、

入試が楽になっていきたことは

確実でしょう。

少子化のお陰?です。

 

かつては、とても合格は難しいであろう

生徒が、最近は、桐蔭や向陽に合格してきます。

じゃ、そんなにカリカリ受験勉強しなくたって、

入試は楽勝でいけるんだと考えると、

失敗します。

入試はそんなに甘くありません。

 

今年の和歌山県の

高校入試問題を分析しましたが、

問題そのものは、

確実に難しくなっています。

問題については次回詳しく

説明します。

 

いずれにしろ、倍率が1以上であれば、

落ちる人はいるわけで、力がない人が

入試に落ちるのは必然です。

 

15の春の受験失敗ほど、

それからの人生におおきく影響するものは

ありません。

私も子供を受験させましたが、やはり

高校受験がもっとも親ははらはらドキドキです。

子供を授かって、生まれる前は本当に

心配します。高校入試はそれくらい

親も心配します。

 

 

大学受験の失敗はまだ救いがあります。

医学部に合格するために、

2年、3年浪人する人がいることは確かです。

 

私の塾の友人の息子さんの話ですが、

智辯編入組の彼は、

なんと京都大学の法学部に入るのに、

4年も浪人したそうです。

その話を聞いた時は唖然としました。

ただ、よくよく考えて見れば、

自分の目標に、何年かかっても

チャレンジするっていうことは、

ある意味素晴らしいことです。

 

医者や弁護士になってしまえば、

あとはキャリアを積むだけです。

大学に入るまでに何浪していようが、

それは問題にはなりません。

むしろ、人生の中でのそういった苦しみを

耐えぬく中で、人の気持ちに寄り添える資質を

養えることが可能になります。

 

しかし、高校入試のやり直しは

ききません。

高校入試における中学浪人は

まったく意味が無いばかりか、

人生を無駄にします。

 

だからこそ高校入試は

万全を期して挑まなければ

ならないのです。

 

では、今後どういった戦略で

高校入試を考えていったらいいのでしょうか。

次回はそのあたりについてお話しをします。

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