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小学生の計算力が危ない

2015年04月10日 | 数学・サイエンス

正しい計算方法が身についていないとどうなるかというと、

これは恐ろしいことになります。

このタイプの人はほぼ100%数学嫌いになります。

計算していてもちょっとした間違いによってなかなか

正解に至らないので、数学を解くことがちっとも楽しくなく

数学そのものが嫌になってしまうのです。

本来、数学というのは数学の知識だけでなく、忍耐力、集中力、思考力、論理力を

必要とする学科です。これを身につけているかどうか判断できる学科です。

それだけ大事な学科だとしたら、数学を大切にしたいですよね。

ところがあまりにこの数学が嫌いな人が多いのです。

それは小さい頃から式をきっちり書いて計算するということが

身についていないからなのです。

とくにプリント学習ばかりをやらされているお子さんは

解くスピードは速いですが、途中のプロセスを書かないので、

間違えたところがまったくチェックできません。

そういう指導を何年も受けた人は実は高校数学が

あまり伸びません。

 

一般に大学入試において国公立に行きたいなら、

数学は外せません。文系であっても数学の科目が必修という大学は

結構あります。さらにセンター試験は計算力のウェートがかなり高いです。

短時間で解答を出すためのスピーディーな計算力習得が必須なのです。

しかし、数学が嫌いになる人は、往々にして正確な計算力と

ノートに正しいプロセスで式展開する習慣がついていません。

正しくない計算とはどんな計算かというと、

「つまみ食い計算」(これは私が名づけた計算方法です)です。

簡単に言うと式をばらばらにして 

計算していく方法です。

数学の出来ないお子さんは100%これに陥っています。

他の塾からうちの塾に移ってくる生徒の多くが

これに陥っていて、算数/数学が伸びない原因を抱えています。

 

ですから、うちの塾では必ず入塾テストをして

その計算力がかっちり身についている子供さんかどうか

見極めます。

新中1の生徒にはこの春が大切なので、

徹底的に正しいやり方を身につけてもらっています。

そのためのプリントも塾長自ら作成したものをたくさん作っており、

それをやってもらう中で徹底して正しい計算式の

変形の仕方をみにつけさすのです。(実はかなり難しい計算式の問題です。)

もちろん、子供は個性がありますから、数学好きの子もいれば

数学がそれほど好きではない子供もいます。

ただ、いずれにしろ正しいやり方でやっていればかならず

点数はとれるようになります。

一度、皆さんのお子様も塾に通っているから安心と思わず、

正しい方法で計算のプロセスをきちっとやっているかどうか

お子様の算数のノートをチェックしてみてください。

 

 

 

 

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