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最初に学校長の挨拶があり、5年間新宮高校に転任されていたことについて
お話しておりました。ウィキペディアから新宮高校の説明を引用します。
「『失敗しない中高一貫校選び07年度版』では
独自の英語教育や日本語教育、チューター制度などが評価されており、
卒業生が100人満たない超小型校でありながら全国基準では
A3の一流進学校に格付けされた。 」
いままで、新宮高があまりに遠方なので、
注目はしておりませんでしたが、
近附は紀南の教育に尽力されていることがわかりました。
新宮高は、勉学とスポーツの両立が可能な紀南唯一の
私学中高一貫校として一定の評価がされているようですね。
さて、川合先生はそこで、校長として進学率を
上げる努力をしてきたそうです。転任4年目には
43名の国公立の現役合格を果たしたそうですが、
5年目に出願の際に強気に出過ぎたため、進学率は
芳しくなかったと言っていました。
川合先生のお話のテーマは勉学だけでなく、
「自分の得意とする分野を伸ばそう」
これはお話を聞いていて、とても
共感できます。
私自身も高校から始めたジャズピアノですが、
未だにこの年になってライブをしたり、
自分の練習室を持って、そこでジャズピアノを
教えたりしています。継続は力なりで、
まさに若い頃に取り組んだことは
一生の自己の研鑽に繋がっていき、
心を鍛えられるとともに、
同好の友と楽しさや喜びを
分かち合うことができます。
これはスポーツでも芸術でも
同じです。
実際、私の塾に来ている中高生で
スポーツや音楽などの芸術や演劇に取り組んでいる
生徒さんたちはとても忙しそうですが、
いつもイキイキしていて、
ハツラツとしています。
そして、とりわけて良い点は
彼らは例外なく集中力があり、
勉学の結果もどんどん良くなってくることです。
少々難しい問題でもへこたれませんし、
まずはわからないからと言って、
すぐに質問するのではなく、
自分で忍耐強く考える習慣を
もっています。
些細なところで躓いて、
それに気が付かないときは
アドバイスをしますが、
まず問題を解く上での自分の弱いところを
客観視できるように指導しています。
横道にそれましたね。
川合先生のお話の中の「ビブリオバトル」について・・・
ビブリオバトルというのは5分ほどで、自分の推薦する
書籍の紹介ゲームのようなもので、多人数で競い合い、
勝者を決めるイベントです。
日頃、読書が好きなおとなしい人でも参加ができるので、
このような活動にも力を入れていると
おっしゃっていました。
さて、最後に懸案の教育改革の対策ですが、
教育改革をむしろ新しいことに取り組む
良いチャンスと捉えているとおっしゃっていました。
例えば、センター試験のリスニングの配点は
250分の50点でした。
リスニングが20%の配点率でしたが、
共通テストに至っては、50%が
オーラルテストになります。
いかに、耳で聞いて答えるという英語力が
重要視されてきたかわかります。
しかし、こんなことは英語学習においては
アタリマエのことです。
英語学習を読み書きだけに
特化しすぎていた日本の英語学習の偏りが
是正されてきただけなのです。
英語力というのは、書く、読む、
聞く、話すがバランスよくできて
仕事に使えるようになります。
また、世界の英語はいわゆる米語、英語だけでなく、
インド式英語、アジアの英語と実に幅広いです。
アクセントや訛りがあって、それは聞きにくいです。
それでも、正しい文法にのっとった英語は
世界のどこでも通じるのです。
今回の説明会では
まったく大学進学の実績には触れませんでした。
データを持っているので、少しばかり書いておきます。
2019年度の近附の内部推薦は209名、京大4、東大3,
和大26,北大6、阪大6などです。
近畿大学の内部推薦を希望するなら近附進学も
考慮に入れられたらいいのではないでしょうか。