算数(数学)においても、この基礎体力が必要です。
最も大切な基礎体力は計算力です。
優れたアスリートは毎日の練習のメニューがあり、
それを黙々とこなしていきます。
まずそういった練習が出来るかどうかです。
例えば、水泳でもいえることですが、選手コースの人は
ひたすら泳ぎます。試合の前にも、また試合後にも
泳ぎます。一日1万メートルくらい泳ぐこともザラだといいます。
算数(数学)も同じです。
ひたすら計算力をつける、かなり長い式でも
一定のリズムでどんどん解いていける
そういった算数(数学)のための計算力エンジンが必要です。
実は私も生徒さん達の質問を答えたりしながら
計算をやってみせるのですが、
子供たちはそのスピードにびっくりします。
もちろんあまり早く解いては子供たちの理解が
ついていけないとこまるので、
スピードを落としますが、それでも
速いのでびっくりします。
その時にちょっと板前さんのことを
お話します。
板前さんがお寿司を握るスピードと
それが出来るまでに握った時間のことを
お話します。
これは1万時間の法則と同じなのですが、
熟練してプロ並みになるにはどんなことでも、
1万時間かかるというお話しです。あらゆる分野で言えることです。
1万時間というと、一日3時間の練習をすると、3333日です。
1年365日ですから、単純に割り算をすると、9年間です。
9年間というと、小学1年生からちょうど高校3年生になるまでです。
だから、小学生からしっかりと練習すると大学受験の時には
プロ並みになっているのです。
では、次の回では数学が得意になるには、
どんな算数のトレーニングが望ましいのかお話します。