本来一学期に中間テストと期末テストが2つあるというのも
とても意味があるのことなのです。
子供たちは中間テストで悪かった科目は、期末テストでリベンジができるからです。
リベンジというとなにか戦いに挑むようですが、テストは自分との戦いなのです。
孫氏の兵法において、「相手を知り、自分を知らば百戦危うからず」とは
よくいったもので、たくさんのことを習ったてもなかなか授業中に全てを
把握するのは難しく、テスト期間の間に勉強するうちに自分の弱いところを
発見してだんだん理解できることも多いのです。
ただ、一番大変な人は、課題山積の人です。
特に数学などは日頃のトレーニングがものを言いますから、計算式や
問題をすべて暗記するなんてことは全く意味がありません。
自分がよく犯すミスもどうしてそんなミスが出てくるのか日頃から解決しなくては
いけません。また英語もまだ基本的なミスが出て英作などに満点をもらえない人は
うっかりミスが多いのです。そういう人は日頃の勉強からあまりに難しい問題集を
こなしても余計に英語嫌いになるばかりで、 英語が頭のなかに入っていきません。
塾でも暗記力のいい人は、中学生から高校生になっても同じような
勉強スタイルを貫いてしまいます。向陽高校以上つまり偏差値で言うと63以上ですが、
この辺りの生徒さんは結構暗記力はあります。たまに塾にも
一日前に教科書をサーッと通すだけで点は取れると豪語する塾生もいます。
でも、その人、本当の力はあまりついていません。
今勉強している単元にあまりこだわりも興味もないがとにかく
覚えて点数さえ確保すれば、あとは野となれ山となれという態度では
身につくものも身につきません。
本来の学習の目的を失っています。
テストのためのテスト勉強になってしまっているのです。
塾生にも理解しないで覚えるのは良くないよ。
わからないことはなんでも聞いてね。と言っています。
そのための先生ですからね。