
現在、小学5年生で中学受験合格を目標にしている塾生には
ハイレベルなテキストと合わせて宿題用にも
基礎から発展まで十二分にトレーニングできる
テキストで力をつけています。
大量の宿題がいいというわけではありません。
大切なことは、がんばったらできる範囲の宿題を
もらうことが大切です。
(実はオーバーワークは脳をだめにします)
むしろ良質な算数の問題をこなす中で
算数の力がついてきます。
答え合わせをするといろんな間違いを発見します。
ケアレスミスがほとんどですが、自分がどんな
ケアレスミスが多いのか自己分析が大切です。
まったくお手上げの難問は自分の力では
解けません。解説を見てもわからない
ことがあるかもしれません。
解けない問題を抱えている生徒の顔は
マスクを付けていて表情がみえなくても
なぜかわかります。
こまったなという顔をしています。
そういうときは、問題文を声を出して
読んでもらって、
「どこまで考えたの」とか、
「線分図を引いてみようか」と
声をかけて徐々に問題に入る準備をします。
生徒にとって線分図を書くのが
難しいときは、
私が目の前で、説明を加えながら
線分図を書いてあげて、
問題文の流れを整理します。
算数(数学)という学科は奥深い科目です。
小学1年生から数えると、高校まで12年間も
日々トレーニングするわけですが、
小学生の間に算数嫌いになってしまうと、
後々まで影響してしまいます。
私は塾生のみなさんには、
算数好きになってもらいたいと思い、
楽しい仕掛け?をします。
まず、立体図形で
どうしてもテキストに掲載された
図形がどんな形なのかピンとこないときは
図形を作ってもらいます。
塾には厚紙や少し硬めの紙を
つねにストックしているので、
それを生徒に渡して問題文の中にある
図形を作ってもらいます。
とにかく、手を動かすことを
してもらいます。
手を動かしたり、
図形を書いたりすると
右脳がしっかり働いて
脳が活性化するそうです。
小学生の間に十二分に
算数の単元を深めておくと、
その後の中学から高校数学にいたる学習の中で
関連した単元が出てきます。
中学では平面図形の長さ、面積、角度。
立体では表面積や体積など。
高校になると三角比、三角関数、ベクトルなど。
実は、小学校で勉強したことは高校でも
十分に役に立ちます。
写真は昨日の授業で円錐の立体図形の
最短距離の線分と面積の問題が
わからなかったので、その展開図を
正確な図形として書いてもらい、
立体におこしたときのものです。
塾生はこれをつくってすごくよく
理解できました。といって
楽しそうでした。
もちろん作った平面図は
ノートにしっかり貼ってもらいました。