さて、今日はご紹介するのが、ミヒャエル・エンデ作の 「モモ」
もう読んだよという読書好きのお子さんも多いかと思います。
でも、この本はできれば、何度も読んでほしい作品です。
私事ですが、この本は大人になってから読みました。
あまりにすごい本なので、当時小学3年生だった次男坊に与えると
2日で読み通してしまいました。とても感動したといってくれたので、
良かったなと思いました。
この本の良い所は、さらっと読めばかなりのエンターテイメントとして
読めることです。ところが実際はエンデはこの作品でいかに時間というものが
相対的なものかということを訴えかけてきます。
作中に不思議な亀・カシオペアが出てくるのですが、
これにのって主人公であるモモは時空を越えていきます。
ファンタジーとしても素晴らしいですが、単なるエンターテイメントではなく、
時間の大切さを切々と訴えてくる素晴らしい物語になっています。
ハードカバーを今持っていますが、文庫として
手に入れやすい値段になっていますね。
永遠のベストセラーとして君臨する名著です。
モモ (岩波少年文庫(127)) | |
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岩波書店 |