今日ご紹介するのは、「子供のための哲学対話」という本です。
哲学というと、2,3年生の小さなお子さんには難しいかもしれません。
そう考えるのは実は親だけで、子供にとって「哲学」ということばも
「心理」ということばもやさしく教えてあげれば、なんの偏見もない子供たちですから、
すぐに理解してくれます。「社会」や「現実」なんて言葉の意味も早熟な子供なら、
2,3年生でも知っています。
「哲学」を一言で言えば、人の生き方を考える学問です。
そう教えればいいのです。簡単ですよね。
さて、この本は「人はなんのために生きているのか?」
「友達は必要か」とか生きていれば、フット思いつくようなことを
対話形式でわかりやすく解説してくれています。
私も子供を育てていて一番上の子供が小学2年生の時、
「人はなんのために生まれてきたの?」と聞かれたことがあります。
私は少し考えて、ことばを選びながら、
「それはね、人は他の人の役に立つために生まれてきたんだよ。」と答えました。
それは仕事観にも通づるものですから、それがベストの答えかどうかわかりませんが、
とっさにそう答えました。
日頃、子どもと接していると感受性の高い子供はいろんな質問をしてくれます。
それを受け流すのでなく、親も一緒に考えてあげるのが大事だと思います。
親もそうして、成長できるのです。
子どものための哲学対話 | |
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講談社 |