※ネタバレ有りです
※
先週?今週?の『アラサーちゃん』(漫画)にネタバレ有りで言いたい放題しちゃいます。
ネタバレ嫌な方は読まないでくださいね
↓
↓
↓
この回は、ヒロイン・アラサーちゃんが片想いしている文系くんがゆるふわちゃんと肉体関係を持ってしまうという回でした。
先に読んだ方から話を聞いたときは
「嫌だなあ…」
と思った。
親友(だよね?もう…)のアラサーちゃんが好いている相手とゆるふわちゃんがそうなっちゃうってことはやっぱりなんか…嫌で。
で・も
読んでみたらこれがもう名作でね。
ゆるふわちゃんの生き辛さを的確に表現していて、同時に“女性の理想を詰め合わせたようなキャラ”である文系くんの嫌な側面もバッチリ書いていて、
「誰もがかわいそうな側面と嫌らしい側面を持っている。
悪いだけ、いいだけなんてことない」
と訴えられている気がしました。
(あくまで個人の感想です
)
もうね、ゆるふわちゃんが大好きになっちゃった。
弱くて、ずるくて、でも優しくて、かわいい人だなって。
やってることは理解できないけど(笑)
今まではゆるふわちゃんて
「ちょっと怖いけど、肝心な時に優しくて憎めないキャラ」
だったんですけどね。
アラサーちゃんも根本がとても優しいキャラなので、二人の絆は“優しい、人の気持ちがわかる”という共通項から成立しているのでしょう。
それに対して、サバサバちゃんや非モテちゃんといった他キャラは自己愛が大きすぎて、あまり人の気持ちをわかろうとしない。
非モテちゃんの場合は自信がなくて他人にまで気を遣えないってところか?
じゃー細かいこと書いちゃいますね
まず最初に描かれるはゆるふわちゃんのずるさ。
彼女は文系くんが自分を好いてること知っているのに、生かさず殺さずつないでおきます。
文系のこと好きじゃないのに、付き合う気ないのに、モテという安定材料はガッチリもらうわけね。
これは、誰でもまあ…そうだよね(笑)
モテるってすごくありがたい存在肯定。
告白もしてこず、迷惑行為もしてこないなら…恩恵もらい続けたいよね。
かわいそうな行為なんで、やらない方がいいと思うけど、やっちゃう気持ちはわかる。
でも、やっちゃうと当然代償を払わなければなりません
文系くんの期待が大きくなりすぎちゃってアプローチがしつこくなっちゃったわけ。
ここから描かれるのは文系くんのいやらしさ
とにかく彼は受け身。
彼の望むシナリオ通りゆるふわちゃんが動くように、ひたすら受け身にアプローチしまくる。
この、文系くんのいやらしさったら
私はウケミンが大嫌いなので、もうイライラしちゃって。
常に自分の保身をし、自分はぜったい傷つかない安全圏にいて、それでいてまるで相手を思いやってるかのように恩を着せつつ自分のことしか考えていない嫌らしさよ
ゆるふわちゃんはもちろんそれを瞬時に理解してしまうし、心底
「うぜー」
と思っているのに、文系くんのシナリオ通りに動いてしまう。
なぜそんなことしてしまうかというと、
「私は他人から“期待通りじゃなかった”ってがっかりされるのがすごく嫌なんだ」
というのだから涙無しに読めない。
こういう人多いでしょうね。
「こうしないとお母さんに否定されちゃう」(日本は母子共依存多いからね!)
「これが好かれるみたい」
「こうしないと皆がなんかがっかりする」
ってね。
そうやって“世間が求める自分”を演じることで得るものもたくさんあるでしょうが、同時に葛藤がめちゃくちゃ生まれるので苦しいでしょう。
文系くんはゆるふわちゃんのルックスがめちゃくちゃ好みなのでしょうが、好みのルックスだからといって性格まで理想通りってわけじゃない。
当たり前なのに
でも文系くんはどこまでもゆるふわちゃんに理想を押し付けます。
「そうでなけりゃお前に価値なんかない」くらいのプレッシャーです。
ゾ~ッ

誰もがやりがちなことですけどね。
イメージと実像なんて違うのに、だからこそコミュニケーションして実際を知らなくちゃならないのに。
んで、ゆるふわちゃんはそんなプレッシャーを「うぜーうぜー」と思いながら「がっかりされたくない」ので文系くんのお望み通り家まで送らせてあげて、お茶を飲ませてあげて、関係をもってしまうのです。
(この部分、本当に切なかった
)
虚像を作り上げたのは他ならぬ彼女自身だから、虚像に恋する男しか寄ってこないのは当たり前。
当たり前なんだけど…切ない。
多分彼女は
「じゃあ、本当のあなたってなんなの?」
と問われたら何も説明できないと思う。
だって考える機会ないもの。
34年間。
うん…日本は本当に個性大事にしないもん。
なんなら叩かれるし!
みんな安全に生きるためにカテゴライズされたがる。
村社会文化ですか?
でもそれってもう古いんじゃないだろうか。
ねえ。
昔、とある方(既婚、アラフォー)が私に
「あのね、モテるために虚像を作ったって、その人は虚像が好きなだけなんだよ。
自分自身を好きになってほしかったら、正直な自分で生きていなくちゃいけない。
虚像を愛してる人と長く付き合うのは想像するよりずっと辛く苦しいことだよ」
って話してくれたことがありました。
「ありのままの自分になると虚像に恋する人がいなくなる分数としてはモテないけど、
それでも好きになってくれる人はどんな自分でも愛してくれる。
疲れない。
そっちの方がぜったいオススメ」
とも
ありのままっていうとモテない人ほど手抜きっていうか怠けただけの状態になっちゃうけど、アラサーちゃんもゆるふわちゃんもモテ女できちんとしてますから。
そういう人なら
「ありのまま」
って意味、わかると思うんだけどなー。
これは特に勝手な想像ですが、この漫画のキャラって皆名前がありませんよね。
(ヤリ○ンちゃんは本名出てきた気がするが)
アラサー、ゆるふわ、文系、非モテ…。
これらの呼称って実は全て世間が与えたもの。
そして彼らは全員、世間の求めるキャラを一生懸命演じている。
…気がする。
だとしたら、彼らに名前がないのってすごく見事な設定だと思うのよね

妄想だけど
ギャグ漫画だと思ったらすごくシリアスな展開になってきた『アラサーちゃん』。
これからどうなるのか気になります。
皆幸せになれたらいいのにね

先週?今週?の『アラサーちゃん』(漫画)にネタバレ有りで言いたい放題しちゃいます。
ネタバレ嫌な方は読まないでくださいね

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この回は、ヒロイン・アラサーちゃんが片想いしている文系くんがゆるふわちゃんと肉体関係を持ってしまうという回でした。
先に読んだ方から話を聞いたときは
「嫌だなあ…」
と思った。
親友(だよね?もう…)のアラサーちゃんが好いている相手とゆるふわちゃんがそうなっちゃうってことはやっぱりなんか…嫌で。
で・も

読んでみたらこれがもう名作でね。
ゆるふわちゃんの生き辛さを的確に表現していて、同時に“女性の理想を詰め合わせたようなキャラ”である文系くんの嫌な側面もバッチリ書いていて、
「誰もがかわいそうな側面と嫌らしい側面を持っている。
悪いだけ、いいだけなんてことない」
と訴えられている気がしました。
(あくまで個人の感想です

もうね、ゆるふわちゃんが大好きになっちゃった。
弱くて、ずるくて、でも優しくて、かわいい人だなって。
やってることは理解できないけど(笑)
今まではゆるふわちゃんて
「ちょっと怖いけど、肝心な時に優しくて憎めないキャラ」
だったんですけどね。
アラサーちゃんも根本がとても優しいキャラなので、二人の絆は“優しい、人の気持ちがわかる”という共通項から成立しているのでしょう。
それに対して、サバサバちゃんや非モテちゃんといった他キャラは自己愛が大きすぎて、あまり人の気持ちをわかろうとしない。
非モテちゃんの場合は自信がなくて他人にまで気を遣えないってところか?
じゃー細かいこと書いちゃいますね

まず最初に描かれるはゆるふわちゃんのずるさ。
彼女は文系くんが自分を好いてること知っているのに、生かさず殺さずつないでおきます。
文系のこと好きじゃないのに、付き合う気ないのに、モテという安定材料はガッチリもらうわけね。
これは、誰でもまあ…そうだよね(笑)
モテるってすごくありがたい存在肯定。
告白もしてこず、迷惑行為もしてこないなら…恩恵もらい続けたいよね。
かわいそうな行為なんで、やらない方がいいと思うけど、やっちゃう気持ちはわかる。
でも、やっちゃうと当然代償を払わなければなりません

文系くんの期待が大きくなりすぎちゃってアプローチがしつこくなっちゃったわけ。
ここから描かれるのは文系くんのいやらしさ

とにかく彼は受け身。
彼の望むシナリオ通りゆるふわちゃんが動くように、ひたすら受け身にアプローチしまくる。
この、文系くんのいやらしさったら

私はウケミンが大嫌いなので、もうイライラしちゃって。
常に自分の保身をし、自分はぜったい傷つかない安全圏にいて、それでいてまるで相手を思いやってるかのように恩を着せつつ自分のことしか考えていない嫌らしさよ

ゆるふわちゃんはもちろんそれを瞬時に理解してしまうし、心底
「うぜー」
と思っているのに、文系くんのシナリオ通りに動いてしまう。
なぜそんなことしてしまうかというと、
「私は他人から“期待通りじゃなかった”ってがっかりされるのがすごく嫌なんだ」
というのだから涙無しに読めない。
こういう人多いでしょうね。
「こうしないとお母さんに否定されちゃう」(日本は母子共依存多いからね!)
「これが好かれるみたい」
「こうしないと皆がなんかがっかりする」
ってね。
そうやって“世間が求める自分”を演じることで得るものもたくさんあるでしょうが、同時に葛藤がめちゃくちゃ生まれるので苦しいでしょう。
文系くんはゆるふわちゃんのルックスがめちゃくちゃ好みなのでしょうが、好みのルックスだからといって性格まで理想通りってわけじゃない。
当たり前なのに

でも文系くんはどこまでもゆるふわちゃんに理想を押し付けます。
「そうでなけりゃお前に価値なんかない」くらいのプレッシャーです。
ゾ~ッ


誰もがやりがちなことですけどね。
イメージと実像なんて違うのに、だからこそコミュニケーションして実際を知らなくちゃならないのに。
んで、ゆるふわちゃんはそんなプレッシャーを「うぜーうぜー」と思いながら「がっかりされたくない」ので文系くんのお望み通り家まで送らせてあげて、お茶を飲ませてあげて、関係をもってしまうのです。
(この部分、本当に切なかった

虚像を作り上げたのは他ならぬ彼女自身だから、虚像に恋する男しか寄ってこないのは当たり前。
当たり前なんだけど…切ない。
多分彼女は
「じゃあ、本当のあなたってなんなの?」
と問われたら何も説明できないと思う。
だって考える機会ないもの。
34年間。
うん…日本は本当に個性大事にしないもん。
なんなら叩かれるし!
みんな安全に生きるためにカテゴライズされたがる。
村社会文化ですか?
でもそれってもう古いんじゃないだろうか。
ねえ。
昔、とある方(既婚、アラフォー)が私に
「あのね、モテるために虚像を作ったって、その人は虚像が好きなだけなんだよ。
自分自身を好きになってほしかったら、正直な自分で生きていなくちゃいけない。
虚像を愛してる人と長く付き合うのは想像するよりずっと辛く苦しいことだよ」
って話してくれたことがありました。
「ありのままの自分になると虚像に恋する人がいなくなる分数としてはモテないけど、
それでも好きになってくれる人はどんな自分でも愛してくれる。
疲れない。
そっちの方がぜったいオススメ」
とも

ありのままっていうとモテない人ほど手抜きっていうか怠けただけの状態になっちゃうけど、アラサーちゃんもゆるふわちゃんもモテ女できちんとしてますから。
そういう人なら
「ありのまま」
って意味、わかると思うんだけどなー。
これは特に勝手な想像ですが、この漫画のキャラって皆名前がありませんよね。
(ヤリ○ンちゃんは本名出てきた気がするが)
アラサー、ゆるふわ、文系、非モテ…。
これらの呼称って実は全て世間が与えたもの。
そして彼らは全員、世間の求めるキャラを一生懸命演じている。
…気がする。
だとしたら、彼らに名前がないのってすごく見事な設定だと思うのよね


妄想だけど

ギャグ漫画だと思ったらすごくシリアスな展開になってきた『アラサーちゃん』。
これからどうなるのか気になります。
皆幸せになれたらいいのにね
