鳥まり、参る!

ご覧いただきありがとうございます。
日々のいろいろなことを記録しています。

戦後80年の孤独。

2025年02月25日 | シリアス
【戦後80年を聞く、御教示賜る】

1945年8月15日は終戦の日。

だから毎年8月15日は終戦記念日。

「最近の若いもんは、終戦記念日を覚えていない」

とマスコミは言うけど本当かね。

さすがにそれは義務教育で暗記させなきゃならない範疇のものだと思うのですが…というか近現代史こそみっちり学ばなきゃならないと私は考えているけど。

でも私が学生の頃は近現代史はすっ飛ばす先生多かったし、テスト範囲に入れないのはよくあることだったから…それが未だに続いているのなら仕方ないことなのかも。

今年。

2025年はちょうど戦後80年でございます。

驚くことに、まだまだしっかりと私達と話をしてくれる大先輩達は、戦中・戦後を覚えていらっしゃる。

私も主に80代・90代の大先輩レディー達から話を聞かせていただいてます。

遠い過去のようで、それはしっかりと今につながって、断ち切ることなんかできない。

過去・現在・未来はいつでも切り離せない。

過去を知ることは、今を考えること、未来を作ること。

というわけで、今日は日本の少し昔の話でございます

【首都北西心霊団地】

東京のあるところに、巨大団地があり、そこは心霊スポット呼ばわりされているらしい。

というのも、1970年代後半から80年代にかけて自○が続出したからなのだそうだ。

wikipediaで調べると余裕で100人以上と出てくるんだから恐ろしい。

となると、土地の因縁的なものを想像するのがオカルト好きってもの。

(例えば池袋の某所は戦後拘置所だった場所であり、処刑も行われたというのは有名な話。

 敏感な人が心霊体験したってのは今でもよく聞く。

 たくさんの幸せや笑顔で土地が癒され元気になっていったら良いなーと思います)

でも、こちらの団地はおどろおどろしい歴史は全然出てこないんですよね。

都心からすこーし離れた場所で、空襲被害も少なかったらしいし。

だからこそ団地開発に選ばれたのでしょうしね。

心霊・ミステリー関係も全然出てこない。

ここが自○に選ばれやすかったのは、当時珍しい高層建物で入りやすかったから、そして何よりも…。

マスコミがセンセーショナルに初期の事件を書きたてたからなんですって。

「ボク、調べるの好きなんで!!」

とめっちゃ調べてくれた人いわく、

「あそこはマスコミが作り上げた自○・心霊スポットって感じ」

と。

なるほど…ネットもSNSもおそらくまだ無い時代ですが、SNSとマスコミは似ていて、あっという間に現実を作り上げてしまうのはわかりますね。

無知な私は最初、

「やっぱりバブル崩壊の後に自○が相次いだのかな?」

と思った。

でもバブル経済が崩壊したのは90年代前半であって、70~80年過ぎは違うのだと。

バブル景気が始まる80年代後半には自○防止の柵作りなどをしっかり行ったこともあり、事件は激減していたというのだから。

だったらなおさらのこと…今よりも豊かで、

「これからどんどん良くなっていける」

と信じられる時代だったんじゃないのか?

そんな中でどうしてそんなことに??

と思ったんだけど…。

「あの頃の東京で働く日本人は孤独だったと推察されます。

 戦中・戦後のいわゆる田舎的な人間同士のつながりが一切なくて、東京にたくさん人がいても支えあえる人が少ない。

 SNSもなく、カウンセリング文化もなく、そんな中で日々働くのは大変な重圧と孤独だったのでは?」


と調べてくれた人が考察してくれた。

えええええー。

今(2025年)では、地方から出てきた多くの人が

「田舎は嫌、東京が嫌いだけどあそこにはぜったい戻りたくない」

と言うのに???

って思ったけど…。

そうだよなあ。

SNSもなくて、ネットもなくて、コミュニティーでつながった相手とじゃなきゃ関係を作るのは困難だったに違いない。

辛い気持ちを共有できない。

孤独…。

そうか…。

辛いのか…。

そういえば、長年メンタル不調だったという有名人さんが

「毎日、朝目が覚めた瞬間に今日ダメになるかもしれない、今日耐えられないかもしれない、どうしようって不安だったんです。

 どうやって今日1日乗り切っていこうって怖くて。

 やっと乗り越えても、夜寝る前にまた明日は大丈夫かなって恐ろしくなる。

 恐ろしいのは、お金じゃなくて、心の問題で。

 恐怖に負けてしまいそうなんです。

 お金じゃ安心出来なかった」


と話していたなあ…。

お金がたくさんあるのに生きるのが怖いって何?!と驚いたけど、それがなんの効果も持たないくらい怖くて、かえって自○がちらつくなんて…そりゃ辛いよなーと想像は出来ました。

「死ぬのが怖すぎて、かえって自○を選ぶって矛盾しているけど、ありふれた人間の行動パターンなんですよ。

 全然不思議じゃない、むしろ当たり前の反応です」


だってさ。

えええー…。

だって、死んじゃったらどうしようって、少なくとも自分が早まらなければ今は回避できるのに…。

「一番避けたい結末をかえって選ぶことで、恐怖から逃れようとする反応って検索すると出てきました!」

おおお…。


そうなのかい…。

とにかく苦しくて辛くて恐ろしい…どんな気持ちでいたのか。

あの団地から、悲しい決断をしそうになった人達も遂げてしまった人達も、孤独で、恐怖に負けてしまいそうだったのかもしれない…。

人の生きる力って、希望って、なんだろうな…。

そんなことを、人様から話を聞いて思う私でございます。

孤独とか一人っていうと、独身=結婚してない、恋人がいない、とだけ連想する人が多そうだけどね。

でも孤独ってそういうことじゃないと思う。

独身だろうが大切な人・楽しくおしゃべりできる人・助けを求められる相手がいれば全然孤独じゃない。

逆に結婚してても、可愛い子ども達がいても、生きるしんどさや感情の波を共有してもらえない人は…きっと孤独だよ。

そんな気がする。

SNSでたくさんの人とつながってる有名人が

「こんなに人がいるのに、誰ともつながってない。

 自分だけ一人」

と言ってたのが印象的だったな…。

孤独じゃない、はどうすればいいのか…。

戦後80年の孤独。

それぞれの時代の特徴はあれど、大切な人たちがほしい、支えあいたい、そんな気持ちは同じな気がしますね。







はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪

※対面有料カウンセリングやってます。

※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。

※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!

※モテ服関連記事・まとめ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女子の少数派、資質なのかトラウマなのか…。

2025年02月16日 | シリアス
【アセクシャル?ノンバイナリー?女性が恋愛対象??】

あらゆる問題が噴き上げて、この問題は数年でガラッと様相が変わりそうですが…。

女子の少数派問題について…私の考えるところを一度記録しておきたい

異性・同性問わず他者に一切の性欲がわかないのをアセクシャルというらしい。

(少なめ、と書いてる人もいるが逃げ口上な気がするなあ…それなら普通に

 「あんまり性欲ない」

 でいいんじゃ?

 それが嫌な言い方だと感じるなら

 「そんなに恋愛体質ではないんだよね」

 で通じるかと…)

ノンバイナリーは心の性別がないという意味らしい。

身体的性別じゃなく心の性別…ジェンダーかな。

(でも、それこそ心に性別がないとか、心の性別がどうこうとか、どういうことなのか?

 私は外見が女性的と言われ、趣味も女性的、女の子らしいと言われますが早口で声が低いんで

 「中身は男だね!」

 と昔よく言われたもんだけど、それってなんなのか。

 もっとちゃんと考えて欲しい)

そしてレズビアンさんはそのまま、女性の体に生まれて、恋愛対象が同性の方をいう。

(ここに乱暴な侵入が昔から仕掛けられて、ここ数年は特に持ち上げられて、当事者の方は悲惨な目にあったのだと少し調べれば出てくる)

こういう、女子の少数派。

本人の資質、つまり天然でそうなのか?

そういう人もいるかもしれない。

でも私は、女子の体に生まれたがゆえに辛い思いをたくさんさせられて、そのトラウマ反応になっているだけのものを新しい言葉でごまかしてるよなーと思う事例をいくつも知っている。

彼女(彼って呼ばれたいなら、とりあえずそれでいいし、シンプルにあなた様と呼ぼうか)に必要なのは

「○○だから、××すべき」

という昔からの抑圧と変わらない強制なんかじゃないと思う。

その傷ついた心を受け入れて、できれば癒していくことだ。


…私はそう考えているのです。

例えば、芸術家肌の女の子がいた。

研究職・芸術家など、ある程度過集中できなきゃその道で学ぶことすら出来ない世界ってたくさんある。

そういう才能のある子が

「変わり者」

「おかしい」

と言われるのはよくある話。

私からしたら

「ああ、○○が得意な人には珍しくないよね」

というだけの話なんだけど…困ったことに女の子だとすごーく断罪されやすい。

男の子より遥かに言われやすい。

そして、そんな浮世離れした無垢さは性犯罪者には目印になっちゃって…悲惨な被害にあうことが、ある。

彼女はそうだった。

性被害の気持ち悪さ・おぞましさ・辛さは、女性ならたいがい知っていることだ。

それで傷ついた無垢な彼女は女の体で産まれた自分を呪ってしまい、

「私の心は女じゃない、ノンバイナリー、いや男かもしれない!!」

ってトラウマ反応していた。

でも、女性(体ね)が

「自分は男だ」

って言い張ったって、ノーメイクで女性用下着ではなく男性用下着を、メンズ服をまとったって、加害者たちにはどこまでも獲物なのだ。

悪い奴ほど甘い言葉ではめてくる。

純粋だから信じて、また傷つけられて、自分の体を呪って。

深く深く傷ついた人が、自分を傷つけた人ではなく、優しくしてくれた人・あるいは社会的に弱い人を恨んで攻撃するのはありふれた話だ。

彼女も“ふつうの女性”を嫌って、憎んで、八つ当たりしていた。

それでますます苦しくなっていくのに。


彼女が辛い過去を話してくれた時に、私が

「そういう奴いるー!

 ほんっとうに気持ち悪いよね、最悪!!」

と話したら

「でも鳥まりさんはふつうの女の子だから、嬉しいんでしょ?

 私は心が女じゃないから気持ち悪いだけ」

だって。

なんて純粋な…無垢な…そして愚かな。

そんなわけあるかーっっ!!!

どんだけ加害コンテンツに毒されているんじゃ、自分だって女(体)なのに!!


って言いたかったけど、大人だからちゃんと踏みとどまって。

「嫌だよ、全くあなたと同じに嫌。

 ふつうの女の子だってそう思うよ。

 ギャル・陽キャ・ヤンキー・パリピってあなたが嫌う女の子達だって、同じに」

と返した。

そこから、思い込みにひとつ風が通った…とは言ってたけど、その後どうなったのやら。

それ以外もね…実は傷ついて

「女の体で辛い目にあうのは嫌だ!!!」

って当たり前のトラウマ反応してるだけな場合があるんじゃないかと思う。

「あなたの資質でそうだ」

と決め付けることで、得するのは誰なのか。

ここまで苦しめた被害が、加害者が、それをゆるす社会構造が、得しているよね。

それって…一番避けたい未来が待ち受けてる気がしませんか?

こんなに嫌で辛くて恐ろしいことがまかり通っていいわけないんだから。

逃げた先に、癒しなんてない。

私にはそう見えました。

ああ…。

女の子が、女性が、安全で幸せであってほしいよ…自分を含めて。

大先輩レディーから、産まれたての幼女ちゃんまで。

全員がです

あなた様が傷ついているのなら…まずそれを認めて、治して欲しい。

そして、多くの先輩達が

「専門家と呼ばれる人が助けてくれる部分もあるけど、同じような女性たちに共感して慰めてもらったのが一番癒しになった」

と語っておられる。

私もそうだった。

昔々の気持ち悪い経験が突如思い出されて気持ち悪くて仕方無かった時、信用している年上の女友達に

「申し訳ないけど、可能だったら私の話を聞いてほしい」

と頼んで。

「そういうことは私の学校でもあったよ。

 ほんとにほんとにキモいし、怖いし、助けてくれないの有り得ないよね。

 鳥まりは何も悪くなかったんだよ、ぜったい悪くないんだ」

と言ってくれた。

ジーンと感動して…その日から、夜眠ろうとすると頭の端っこに思い出されるキモい映像はどんどん薄れた。

あんなにやめようとしても出てきて苦しめていたアレが、すぐ振り切れるようになり、もう出てこない。

私のトラウマはそうやって癒してもらいました。

…女性の体は、辛い目にあいやすい。

否定したって現実変わらない。

男性もゼロじゃない、でも女性は本当に確率が高い。

辛いよね。

トラウマ由来。

アセクシャルにしても、

「性欲が皆無」

なのか、昔からよくいる

「少なめなのか、よくわかんない」

という清純派さんかもしれない。

それよりも、性犯罪被害で傷ついて嫌悪して回避しようと防衛本能が働いている状態かもしれない。

被害者がトラウマの再演・性化行動といって

「あんなの大したことなかったんだ」

と奔放・自暴自棄・都合の良い振る舞いで過剰適応しようとする…という悲しい“よくあること”は最近一般にも知られてきました。

そういう人と同じくらい、傷ついて嫌悪して回避しようとする人もたくさんいる。

双方、

「よくある被害者の反応」

なのです。

…辛い…どちらも、

「あの子も、あの子も、もしかしたら…」

って思い浮かぶ女の子がたくさんいるよ。

「自分の恋愛対象は同性なのかも??」

には、当然そうだという人もいるだろうし、上のように男性恐怖症になってしまった人が

「でも、心通じ合える人が欲しい」

と思って、もしかして?と考えてる場合もありそう。

少し前のドラマで

「女性の体で生まれて、女性に恋をするけど、アセクシャルだから同性の恋人と手をつなぐこともキスすることも出来ない」

というキャラクターがいました。

あれ、当事者女性達には

「はあ?」

って言われていたんですよ。

SNSじゃなくてリアルでね。

「だったらビアンにはならない」

「異性愛者の性嫌悪症ではないのか?」

って。

時代的にそんなことをSNSで書いたらボコボコにされそうだから黙っていた…と私は伝え聞きました。

男性同士の恋愛は性的だと知られています。

それでアセクシャルって聞いたことない…とリアル当事者はいう。

女性同士は心の絆の先に性があるとはいうけど、

「無理」

なら、それってレズビアンではないんじゃないかな…。

トラウマ由来じゃないですか?

その傷はカッコいい新しい言葉で

「なんでもないんだ」

と無視していいものなのですか?









はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪

※対面有料カウンセリングやってます。

※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。

※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!

※モテ服関連記事・まとめ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

女性恐怖症は女子の夢。

2025年02月06日 | シリアス
【嫌んなっちゃった女子は多い…】

数年前に一世を風靡(=ある時代に大いに流行する様)した某メディアミックス作品を観ていたら、

「女性にモテまくるイケメンでそれを生かして稼いでいるが、実は女性恐怖症でプライベートでは女性とデートもできない」

という設定のキャラクターが。

「おおおー…令和にもこの設定あるのか…むしろ定番か…」

と思いました。

私が子どもの頃読んだ少女漫画でもちょいちょいいたんですよ。

女性恐怖症でモテモテなのに女の子に触れられない、でも最終回までに愛の力でヒロイン(主人公)限定で触れ合えるようになるというイケメン男子キャラクターが

古くは『はいからさんが通る』の青江冬星さんなのかな?

その前から定番??

清純派女性芸能人・清純派女性キャラクターが人気があるのは、

「恋愛相手として、そして性的な意味で大変魅力的でありながらも、まだ誰にも手を出されていない希少感がうけるから」

と分析されています。

ただ異性関係潔白なだけでは清純派○○にはなれない。

女性恐怖症設定男性キャラクターが人気あるのもこれと大いに意味が被りますが、それだけじゃなく…。

女性が(女性の体というだけで)いつも危険にさらされていて、それに心底疲れているからな気がします。


物心ついた小さな小さな女児だった頃から、

「怖い目」

にあってきたと語る女性は多い。

とっても多い…。

それはあまりに怖くて気持ち悪くて、同性同士でもなかなか言えないのだから、多くの殿方が知るよしもないでしょうね

「ボクと深い仲になる前に、他の男となんかあってほしくない…」

というのより深刻な理由で女性恐怖症設定がある気がしてならないよ。

性欲を向けられるのが恐ろしい・気持ちが悪い、というのは殿方にはなかなか理解できない感覚らしい。

「全く好みじゃない女性にあからさまな誘い受けたらどう思う?」

と聞いても

「あざーっすって感じ」

「ふつうに乗らないだけ」

「俺はモテないからありがたくのっかる」

「見た目が無理なら断る」

…文字で伝わるかなあ、女性の

「無理いいいいいいいい!!!」

「キモいぃぃいいいいい!!!!」

はもっと生命を脅かす恐怖が伴うけど、男性はOKにしても無理にしても、もっと軽いのだ。

強いからね、殿方は。

女性に無理やりどうこうなんてほぼほぼされない。

身体の力…かなあ。

精神=思考偏重の時代が長かったけど、生きてる限り肉体は強く強く心に作用するもんだと今は考えちゃいますね、私。

女性恐怖症…現実はないよね、まず。

女性嫌悪者はいるでしょうけどね。

でもそういう人こそ痛めつけたい・気持ち悪がらせて楽しみたいって思ってそうだから、積極的に加害してきそうです。

何人か現実でも思い浮かぶ人いるし。

男性恐怖症の女性は数え切れないほど存在するね。

きっと、辛い実体験からそうなったんだろうな…今の私にはわかるよ…。

漫画もアニメもゲームも創作物だけど、作ったのは現実を生きる人間達だから、必ず何かを反映しているもんだなーと思います。







はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪

※対面有料カウンセリングやってます。

※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。

※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!

※モテ服関連記事・まとめ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

その才能の消費期限はあまりに短い。

2025年01月30日 | シリアス
【幼く若い人達を大切にするとはどういうことなのか…】

持て囃す(もてはやす)。

他に比べるものがないほど素晴らしいと、大勢で褒める。

おだてて搾取しようとする雰囲気をおおいに含むのが“もてはやす”という言葉だ。

賞賛と金で転落してしまった人を、身近にも何人か見てきた。

いい年した大人でも、あっという間に陥落されてしまう。

そしてその先に幸せがあることはまずない。

ましてや、純粋で調子に乗りやすく、それゆえに深く傷つきやすい子どもを持て囃すのは罪深いことだと私は考えている。

子役さんと、ここ10年くらい?小さな専門家、未来の天才博士…とメディアに使われている

「その分野の勉強が好きな素人子ども」

に特にそう思う。

子役さんの残酷さは皆うっすら気付いているでしょう。

幼子というのは、手がかかるのが当たり前。

面倒くさいのが当たり前。

親の言うことさえ聞かないのだから、大人の言うことなんか聞かないのが当たり前です。

だからこそ、泣いたり叫んだりせず大人しくて、指示に素直に従ってくれる…。

つまり

「御しやすい」

(御する=ぎょする。他人を自分の思い通りに動かす)

子どもは貴重で仕事をさせやすい。

そういうお子さんが子役として重宝されるわけですが…。

幼子でいられる時間は一瞬。

幼さが薄れてきた時、子役さん達と同年代の子どももさすがに聞き分けがよくなって、

「同世代なら出来る人がとても少ない」

ことじゃなくなる。

そうすると、今までとは違う武器で戦っていかなきゃいけないわけで…難しいよね。

芦田愛菜さんなんかは子役から順調に国民的スーパースターになられた稀有な存在。

全ての子役が芦田さんになれるか?

彼女ほどじゃなくても、10代・20代になっても芸能界で安定して稼げているか?

考えるまでもないよね

ベイビードクター(…)。

はもっと深刻だと私は思う。

彼ら・彼女らは

「子どもなのにすごーい!!!」

という演出でお顔もお名前もほぼ全国公開されて、持ち上げられる演出で利用される。

でも、彼ら・彼女らの知識なんて、成人~御年配のその世界を愛する人達には当たり前の知識ばかり。

そんなのにどれだけの価値があるのか…。

(わかりやすい例でいうと、ショパンの難曲を小学校低学年の子が弾けたらすごいですよね。

 でも、弾けることと上手いことと魅了する演奏が出来ること、全部別々。

 また、その子が中学生・高校生になった時に同世代のトップクラスであり続ける保障なんかない。

 世界中の名門音楽学校に天才など数え切れないほどいます。

 その中ですら、プロや先生になれるのはごくわずか)

年を取るまでのわずかな時間に、ベイビーたちが先輩達をしのぐほどのプロフェッショナルになれる確率なんて…私は低いと思う。

純粋で、その世界を愛した幼い人達がいつの日か

「自分は裸の王様にされていた」

と気付くのか。

「自分はこんなもんじゃない!!」

と傲慢なまま年老いていくのか。

全部忘れてたくましく人生を楽しめればいいけど…。

子どもって純粋で傷つきやすい。

利用されたってこと、わかると思う。

辛いんじゃないかなあ…。

金を稼ぐことが全てじゃないよ。

でも、愛してたことに辛い過去が絡むとそれ自体やめちゃうことないですか?

そうなりそうで悲しいなあ。

幼い彼ら・彼女らと同じに、それ以上に物知りな人も賢い人も世の中には星の数ほどいる。

けして特別な存在じゃない。

でも同時に、あなた方が楽しく学んでいるのはとても素晴らしいことで、ひとりひとり特別で尊い存在でもあるんだよ。

…この矛盾した真実を、伝えられる大人はどれだけいるのやら。

ちっぽけでよくいて、特別じゃない自分。

でもたった一人の特別な自分。

両方受け入れて成長するのが大事だと思いますね。









はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪

※対面有料カウンセリングやってます。

※スキンケア記事・まとめ。

※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。

※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!

※モテ服関連記事・まとめ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

愛や結婚に夢見る女子を、嘲笑いたくない。

2024年12月09日 | シリアス
【幸せになりたいって思って、何が悪いんだよ!】

現実でもフィクションでも、

「幸せな恋愛がしたい

「素敵な花嫁さんになりたい

「可愛いママになりたい

「愛する人と出会って結婚するのが私の夢なの

と夢見る女子をバカにするのは溢れている。

頭が空っぽだとか言ってね。

一方で、時代にある程度淘汰されたとはいえ

「異性と恋愛するのが普通」

「結婚して子どもを産むのが女の仕事」

という空気は無くなってない。

だったら恋愛・結婚・子育てに夢見る女子をもっと大事に扱っても良かろうに…なんともはや

古今東西、こういう夢見る女性(幼子から老人世代まで、まんべんなく…)が悪い男に利用されて最悪無残に命を奪われるストーリーは、フィクションでも現実でも有り触れている。

「もう飽きた!!」

と言いたいほどに。

よくある話だったし、今でもそうなのでしょう

私自身は、こういう夢見る女性をぜったいバカにしたくないと思っています。

幸せになりたいって頑張って、その夢が恋愛や結婚で何が悪いんだよ!と。

そりゃあね…恋愛・結婚したがゆえに不幸になった女性はたくさん見てきた。

でも良いじゃないか、相手変えれば、不幸になる自分の思考パターンと時間かけて上手く付き合っていけば。

転職したり引越ししたりするのと同じ。

色んな夢があるんだから。

【グラディスのような使われ方はされてほしくない】

※アガサ・クリスティの小説『ポケットにライ麦を』およびそれを元にしたドラマ作品へのネタバレがあるので、ご注意ください※

「恋愛・結婚に夢を見て不幸になった女の子」

で、私が真っ先に思い浮かぶフィクションのキャラクターは、アガサ・クリスティの『ポケットにライ麦を』に登場するグラディスです。

ミス・マープルシリーズの作品で、グラディスはかつてマープルさんのお屋敷で家事を仕込んでもらった小間使いの女の子というキャラクター。

若くて、美人じゃなくて、頭も良くない。

お給料のほとんどを服や化粧品に費やして、

「映画スターの道がひらかれるかも」

「素敵な恋人が現れるかも」

と無邪気に夢見る女の子…よくいる、ふつうの女の子。

彼女は身寄りがないこと・無防備なこと・バカだったこと…などから悪い男に狙われ騙され殺人の実行犯にされたあげく、口封じに殺されてしまうの。

その男の本命の奥さんは、貴族の美人。

何重にも軽んじられている。

こいつにとってグラディスは人間じゃなかったのだ。

現実だったら、グラディスのような女の子は世論に叩かれまくるだろうなと思う。

特に現代だったら最悪。

幸せな恋を夢見ただけなのに、身の程知らずだのブスのくせにだの、お前みたいな女は殺されたって当然だのと罵詈雑言がSNSに溢れかえるのが容易に想像できてしまうよ…。

グラディスのようには誰もなってほしくない。

って考えると、夢見るのと同時に

「現実は悪い奴がいる」

「あなたを人間とも思わない人が世の中にいるかもしれない」

と教えるしかないのかなあ…なんて思ってドヨンとしちゃうな

【こっちは目も当てられない現実の話】

グラディスのむごすぎる物語は作り物だからまだ見れるとして、こちらはあまりに悲惨で直視したくない現実の話です。

もちろん固有名詞は書かないけどさあ。

そんなに遠くない昔、

「幸せな結婚をして、子どもを産んで、愛する旦那様と宝物のような子ども達と暮らすのが夢」

という女性がいた。

彼女は抜群に男性にモテる美女で、お嫁さんにしたい職業について、そのうえ高給を稼ぐ“勝ち組”女性だった。

実家は地方のお金持ちで家族からもとても愛されていたの。

結婚適齢期になった彼女はある男に熱烈に口説かれてあっという間に惚れてしまって寿退職した。

結婚式は大変豪勢なものでしたが…相手は

「知る人なら皆知ってる、評判の悪い人」

だったから、知ってる人には

「自分だったら大事な娘をぜったいあんなのに嫁がせない」

「お嫁さん…あんなに無邪気に浮かれて、どんな運命が待ち受けるのやら」

とすでに言われていた。

『エリザベート』(ミュージカル)の不吉な結婚式みたいにね。

短い婚約期間の間に、彼女は夢見心地でセレブお料理学校に通っていたそうだ。

これからずーっとずーっと永く続くはずの、幸せな未来を夢見てね。

…それの、何がバカなんだろう。

彼女が何をしたっていうのだろう。

ここから、彼女が10年もない間に襲われた不幸は、辛すぎてとても羅列できない。

最後だけ書くと、夫の命令で治るはずの病を治療させてもらえず苦しみ抜いて亡くなった。

かわいいかわいい子ども達を産んであげたのに、修行した美味しい手料理も、他のあらゆる苦労も何も感謝されずに。

多くの女性は母親になれば、子どもを守ろうとどんなことでもする。

彼女は子どものために夫にされたことを何も外部にもらさなかった。

どころか、愛されてるとか感謝とかそんなことばっかり最後の方に口にしていたんだよね。

それを真に受ける人がいるのが驚きだけど…。

だから今でも彼女の不幸せな結婚を美談として語る人は少なくない。

夫氏はその筆頭だ。

…私は、それを漏れ聞くたびに心がスウッと冷たくなるよ。

どんな気持ちで彼女が生きたか。

自分より長く生きる子どものために耐えたか。

どれほど苦しんで旅立っていったか。

興味ないのよ、夫氏は。

グラディスと同じ。

自分の道具なんだよ。

人間じゃない。

軽蔑するね、きっと子どもにも同じことする。

特に娘にはどんなことしてるんだか。

悲しい悲しい、本当の話。








はじめての方向きの記事と対面カウンセリングのご案内です♪

※対面有料カウンセリングやってます。

※スキンケア記事・まとめ。

※宝塚の娘役さん風・ナチュラルメイクレシピまとめ。

※有名人さん風メイクレシピ・まとめ。

※大学1年生のための外見魅力アップ講座『ホンカワ』!

※モテ服関連記事・まとめ。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする