え~案の定と申しましょうかこの時期は致し方ないと申しましょうか・・・突然入りました島根出張、前日の予報では比較的穏やかな天候に恵まれると言うことで安心しておったのでありますが・・・往路は何とか蒜山も天気が保ったものの松江についたと思ったら終日冷たい雨がシトシトと・・・復路は米子道に入った途端に雪が降り出しまして、蒜山高原を通過する頃には前も満足に見えないほどの大雪が!! “冬の山陰は天気予報を鵜呑みにして舐めてかかったらエライ目に逢う”という我が社の山陰担当に代々続くジンクスをそのまま地で行くような展開でちょっと笑っちゃったりなんかしたりして・・・・。(^^; まま、肝心の仕事の方は思いのほか首尾よく恙無く、予想以上に良い手応えでございましたので良しといたしまして、本日のお題でございますが・・・
さてさてこの季節、自転車に乗る際は言うまでもなく、歩いてちょっと出かけたりするのにも手袋は必須アイテムでございますね。私めも普段は自動車通勤で毎日使うっていうことはありませんけど、カレコレ30年以上も愛用し続けております手袋を持っておるのでございますよ。で、昨年の暮のこと、“なに戦”の忘年会に出席するために愛用の手袋をはめて颯爽と(?)自転車を駆っておりますと何やらオカシイ・・・手袋はめてるのにスカスカして指先が冷えて堪らん!とふと手許を見ますというと・・・・・あじゃ~30年の風雪(?)に耐えかねて、ついに縫糸が自然崩壊・・・太い絹の穴糸で丁寧に手縫いされておったのですが、30年も使い続けますと一気にガタが来たみたい・・・ですね。(^^; 流石に丈夫なペッカリー(野豚ですな)製の本体はビクともしておりませんが、左手の親指部分と右手の人差し指と薬指、それにほぼ全ての指の先端部分のステッチが一気に切れてしまって使い物にならなくなっちゃった。(大汗)
いえね、実は私これの他にもう一つ、同じく30年選手のペッカリーを持ってはいるんでありますが、そちらは皮革の肉厚がこの1.5倍ほどもある上に着脱式のニットのライナーが付いておりまして、ちょっと駅までっていう様な時には大層ですし何よりゴツクて外して持って歩く時に邪魔になって仕方が無いってんで登板回数が極端に少なく、30年も経過していながら未だに手に馴染むっていう段階にすらなっていないという・・・・(^^; ってことで、皮革が十分生きているのを幸いに、縫糸が切れた部分や劣化して細くなった部分を一旦全て抜き取り、縫い直してリフォームしてやる事に致しました。v(^^)
で、途中写真はございませんが、皮革の汚れを落として縫いやすい様に形を整えるため、先週の日曜にまずはお洗濯・・・いや、何も小難しいことをしたわけじゃありません。手袋をはめたまま薄めた中性洗剤で手を洗う要領で汚れを落とし、ぬるま湯でよくすすいで水気を絞り、形を整えて陰干ししただけ(※この洗濯、ペッカリー以外の皮ではやっちゃダメですよ。縮んでバリバリになっちゃうかも)・・・で、完全に乾燥させて弱った縫糸を外した状態が↑この写真なんでありますな。v(^^)
でもって昨日、出張疲れの溜まった体に鞭打って、わざわざ神戸のユザワヤまで出向いてご覧の絹糸を購入してまいりまして、2時間ほどかけて元のステッチ穴を正確にトレースして縫い直しますとご覧の通り・・・
どうです、すっかり生まれ変わりましたでしょ? 縫い始めと縫い終わり部分の、まだ生きてる縫糸と新たに差し替える縫糸の繋ぎ合わせにちょいと頭を捻りましたが、まま、満足のいく仕上がりになりました。v(^^) これでまた、あと30年は大丈夫!・・・って、今度は手袋よりも持ち主の方が先にガタが来そうでありますが・・・・爆。
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