昨日(6月9日)午後9時からのNHKスペシャルMEGAQUAKE(メガクエイク)
「巨大地震」を見ました。番組の中で火山噴火の専門家の方が「マグニチュード9
以上の地震後には火山の噴火が伴っている、これには例外が無い」という発言を
され、番組では富士山の噴火と火山灰による首都機能マヒを危惧していました。
今現在の100年間を大変動期と位置づけ「日本に大地震や火山噴火は起こる
のだ」という結論からの番組は5月7日の政策集団志帥会のパーティーで記念
講演された東京大学名誉教授の月尾嘉男先生のお話しに通じます。
語弊を恐れずに申し上げれば、もし首都圏に大地震が起こり富士山が爆発して
犠牲者が10万人になったとしても1千万都民を母数にしたら1%です。
10万人の犠牲者数は少なくありません。歴史上最悪の災害かもしれません。
でも1%です、99%の方は亡くなりません。
これからは99%が助かったのに1%の方達は何故犠牲になられたのか、この
ような番組が放送され、専門家といわれる皆さんが口を揃えて心配しているのに
「あまりにも何もしなかったのではないか」という世論を作らなければなりません。
具体的には、住まいや仕事場の耐震補強工事、家具や備品の転倒防止、水や
食料の備蓄と携帯用のトイレの用意、そして避難先は自分達で探しておく、という
のが我々「震災あんぜんパック」のテーマです。
高層ビルの地下階に水や食料を備蓄していても電気が止まりエレベーターが使え
なくなった時に果たして階段を使ってペットボトルの入った箱を何回移動できるので
しょうか。そのように具体的に考えて行けば自分の机の中に水と食料、スニーカー
とゴーグル、携帯用トイレを用意する、これが自助、協助、公助の入口です。