今日の商店会長 (早稲田商店会相談役 安井潤一郎)

日本でただ一人、商店会の会長現職で衆議院議員になった、早稲田商店会前会長日記。公式ホームページは左下ブックマークから。

新業態開発会議(仮称)に全面協力を機関決定

2012-06-12 22:53:26 | 商店会長のコメント

新宿区内の八百屋、肉屋、魚屋さんで構成されている新宿区生鮮三品特販組合の
6月度正副理事長会が本日(6月12日)午後3時30分から高田馬場の戸塚地域
センターで開かれました。

この組合の前身は「区民に安全で安価な品を安定的に供給する」を目的として
昭和48年に設立された3業種別々の産直組合です。「食べ過ぎで困っている人が
大勢いるのだから産直組合の使命は終わった」と言われ平成9年3月に解散し、
翌月に代替組織として新宿区生鮮三品特販組合が産まれました。

この八百屋、肉屋、魚屋3業種が一体になる特販組合のアイデアを当時の小野田
新宿区長さんに持って行ったのは私です。産直組合は東京23区すべてに有ったと
思いますが、現在は何処の区にも3業種一体の組合はもちろん、産直組合も無く
なったと思います。

平成9年からこの15年の間に八百屋も肉屋も魚屋も全ての業種で店舗数は1/3に
なりました。しかし店舗数が1/3になっても新宿区民はただの一人も困っていません。
「俺の代でやめるんだ」と言っている御同業も少なくありません。「そういう時代なんだ」
「専業の零細小売店は消えて行く運命なのか」と思ったのは私だけではないと思います。

しかし昨年の東日本大震災で甚大な被害を受けた地域の再生復興の先頭に立って
いるのはどこでも地域の中小零細商工業者です。この経験をしながら、そして首都
直下地震が切迫していると言われながら、この先頭に立つであろう中小零細商工業者を
潰してよいのかと強く思い、「新業態開発会議」の立ち上げを新宿区、新宿区商連に
お願いし明後日の午前9時30分から打ち合わせ会が開かれる事になりました。

本日の新宿区生鮮三品特販組合正副理事長会で、特販組合がこの「新業態開発
会議」への全面的協力をする事が機関決定されました。当然と言えば当然ですが、
今後この会合がどのような動きを起こすのか、他人事のように聞こえるかもしれま
せんが、私には大変興味がありますし、楽しみです。

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なぜ「総合こども園」は見送りなのか

2012-06-12 09:54:48 | 商店会長のコメント

病児保育からスタートしたフローレンスの駒崎弘樹さんが先頭で頑張っていた
「総合こども園」が見送られ、従前の「認定こども園」に財政支援するようです。

文科省と厚労省、両省所管など弊害が多く、地域的とは言いながら待機児童が
減っていない現況は誰が見ても分かるのに、この問題に手を入れ、形にする事は
出来なかったようです。

「だからこの国は駄目なんだ」と切り捨てる事は容易いでしょうが、本当に変え
たいと思った時には動きも変える必要が有るのではないでしょうか。

この「総合こども園」の先送りは政治的には極テクニカルな問題です。具体的には
自分達の代表者である議員を味方に引き込み、動かせなかった、という事です。

議員に頼む、動かすということをネガティブに考えているとしたら大間違いです。
まあ、自分が議員になる前はそう考えていましたから偉そうには言えませんが・・。

評論家のように書きましたが私は実務者です。この動きを実例にして自分の活動
に活かしていきたいと思います。

今日は午後3時30分から新宿区内の八百屋、肉屋、魚屋さんで構成されている
新宿区生鮮三品特販組合の定例正副理事長会、ここでちょっとした事を上程させ
ていただきます。夜にでもその報告を書きます。

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