物事を動かす時に否定から入ると人は集まらない事を今までの商店会活動で勉強しました。
しかし今朝報道のあった自民党、民主党の社会保障分野の修正はまさに先送り、その存在を
否定したくなります。これでは政治不信が増長され自民党、民主党のどちらの支持率も落ちる
のではないでしょうか。これで大筋が合意したのだからと言って税率アップに突き進むのは
民意を無視した暴挙です。だいたい国家経営とか運営とか言いながらその経験も知識も薄弱な
人が舵取りをする事が間違っています。
資金繰りの苦しい会社や組織が「来年から値段を上げて売上を伸ばします」と言って銀行は
融資はしてくれません。先ずは何故資金繰りが厳しくなったのかを正確に分析してその処方箋を
示してからの融資話です。
しかし最も大事なのはその会社や組織が何故世の中に必要なのか具体的に提示し、経営陣
一人一人の熱い思いを感じてもらうことが最大の眼目だと私は思います。昨晩の両党の対応は
その入り口での動きだとは到底思えません。
同じ事を何度も言ってるのかもしれません。でも「人生のすべてを賭ける気概を持っても、その
席につくのは奇跡ともいえる」といわれるを衆議院議員を3年10ヶ月もやらせいただいた私だから
言えるのかもしれませんから、何度も言います。
2009年の衆議院議員選挙で、有権者は「民意」という力で政権を交代させました。今後は人任せ
にせず自分が主体的に政治に関わる時代が来たと思います。なにもデモやテロに走れなんて言って
いる訳ではありませんし、皆さんに立候補を薦めている訳でもありません。
いまこそ国政に届くような大きな声を上げる時機だと申し上げているのです。一人の声は小さい、
だから皆さんは声を合わせる努力をするのです。そしてその合わせるための道具が皆さんの一票で
選ぶ議員なのです。どうか、御地元の候補者を良く見て、皆さんの声を合わせる道具としてお使い
いただきたいのです。