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東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

キャッチコピーのセンス 「るるぶ練馬版」に掲載された「名店創造塾」メンバーの記事から

2007-04-27 23:47:37 | Weblog
 キャッチコピーのセンスを磨こう!!

 地域版情報誌花盛りとか! 例えば、「るるぶ銀座版」、「青葉台情報」とか、地域を限定したお店や街の文化など、街歩き情報ガイドのようなもの。今までもある「ミニコミ誌」を、発行部数が中級レベルのコミュニケーション誌に引き上げたものと言えようか。 読者層を絞り込んで、地域情報をきめ細かく伝え、一定の部数を販売できれば、或いは、行政の政策的支援の裏付けがあれば、経済レベルに乗るということだろう。
 「るるぶ」といえば、旅行ガイドとして、知られた雑誌。「るるぶ練馬版」(画像)の2号が発行され、私が塾長をしている「名店創造塾」メンバーの内、3店の記事が掲載された。お店紹介のタイトルは、読者を魅きつけるキャッチコピーとして重要なポイント。好印象を与えたり、行ってみたいと思わせたり、逆につまらない店としてネガティブな印象を与えることもある。キャッチコピーのセンスを磨くことは、お店のブランドイメージを高め、将来の業績を左右する事にも繋がる。グループの勉強会で、「何を書いてあったかなあ?」と思い出せないようでは、いささか心許ない感じも受けた。
そこで、一寸気がついたことをコメントしたい(*見出しコピーは編集部の腕前でもあるが…)※印は安岡コメント。
○「男爵」(119ぺ)…「お客様中心主義の癒やしの理容室」→※“お客様中心主義”と“癒やし”の2つのフレーズがある。これが、後に続く説明文に折り込まれるのが本当だ。編集者に十分説明されていない為だろう。
○「ロレーヌ洋菓子店」(111ぺ)…「芸術品のようなスウィーツの数々」→※“芸術品”の様なイメージが、活き活きと描かれないと歯の浮いた表現になりかねない。この店の最大のウリである、全国のファンを魅きつける(そのお客様だけ)のカスタムオーダーとなるユニークなデザインのお誕生日ケーキをコピーに打ち出すのがインパクトがある。
○「味三昧」(92ぺ)…「質の高い四季の料理を心ゆくまで」→“質の高い”と“心ゆくまで”の2つのフレーズが使われている。質の高さは、旬の素材、産地取り寄せ、京料理の粋と伝統の技という辺りで、何となく感じられそうなイメージはあるが、心ゆくまでというところが中身の文章と繋がっていない。

 見出しは、ハッと魅きつける(意外性)や(時代性)があること、手あかの付いた言葉はさけること、中身との一体感があること、などがポイントと考えている。
 
 
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2 コメント

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反省 (ロレーヌシェフパティシエ)
2007-04-28 00:50:52
先生、ご指摘ありがとうございます。反省しても、いまさらですが… 記事に対して正直な対応として記者任せにしていました。自分の考えが入らないのですから当然、つまらないもの[価値がない]になります。るるぶに記載されることに夢中になり、中身に重きをおいておりません。だから記事にたいし自分も力が入らないのです。人を引き付けるキャッチコピー、こだわりなどのアピール、かなり重要ですね。今後ははっきりと意思表示していきます。
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ひとつひとつ大切に… (塾長)
2007-04-29 09:46:30
 名店と言われる店は、小さいことにも厳しさがあることではないか。
 1つ1つのことを大切にする、この積み重ねだと思います。日本人の感性をバカにしてはいけないと思う。ディテール(細部)にこだわるのが、日本人の持つ伝統的特性。これが、今、ものづくりでも、文化でも、世界で輝いている根源です。
 ついでながら、厳しい注文を付ける、一字一句丁寧に校正し、納得いくモノに仕上げて貰う、これは編集記者に対するプレゼントでもあるのです。
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