東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

ホットな街、店の現場から“時代”が見えるタウンウォッチング。経営に関連するヒントを独善的に“切る”短文のコメント。

タウンウォッチング 六本木「東京ミッドタウン」純正「和の文化」発信

2007-05-25 21:00:21 | 赤坂・六本木・麻布
 東京ミッドタウンのテナントミックス・コンセプトのひとつに「和の文化」発信がある。日本製にこだわって、全国から家具や雑貨を集めた(純正)和の文化発信というべき、「ジ・カバー・ニッポン」という店がある。しかし、伝統の家具、雑貨をそのまま並べるのではない。現代感覚にマッチしたデザインや色合い、更にライフスタイル提案という“味付け”をしている所が違う。ちょいとひねれば、(純粋)ではなく、(純正)といった所か!?

 フロアの中に、ロフト(屋根裏)感覚で、2段のフロアを造り、上段は寝室、下段は一寸したリビング空間という、スペースを造るというライフスタイル提案である。都心の単身者向けに開発した新製品(新空間=コト)とのことだが、若いカップルやご夫婦にも、野外のロッジ感覚…なんて面白がってウケル可能性もあると思う。というのは、現代は、フォーマルとカジュアル、ONとOFFが融合する時代であるからである。ネット社会の特長でもある。「日常の中の非日常空間」なんて、子供の隠れ家、秘密の場所の楽しさを思い出してみると通ずるものがあると思う。
 
 ショウウィンドウも一ひねりしている(画像)。宝飾品のSWのような、チラリズムみたいな覗き窓風に(何?)と立ち止まられる演出。ゆっくり「モダンなメイドインジャパンの世界」に浸って戴こうという意図が覗える。ところが現実は皮肉にも、観光的お客様で大入り盛況という有様。今後の業績がどうでるか興味深い。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« タウンウォッチング 六本木... | トップ | タウンウォッチング 六本木... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

赤坂・六本木・麻布」カテゴリの最新記事