東京タウンウォッチング情報 & 経営コラム 「経営コンサルタント・安岡裕二」の情報とヒント

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コスプレ化した「初音ミク」 一度は見て見なけりゃ“ミライ”が分からない!?

2012-04-21 16:49:03 | 秋葉原・御徒町・錦糸町
コスプレ化した「初音ミク」 一度は見て見なけりゃ“ミライ”が分からない!?
~経営コンサルタント・安岡裕二の「東京タウンウォッチングガイド」~

 

 異業種交流経営者グループを案内して、サブカル(サブカルチャー)の聖地「アキバ」を案内した。サブカルとは、マンガ、ゲーム、アニメやアイドル、など若者の文化(アキバは特に男の文化…)をさしている(*ファッション、音楽もサブカルに含まれる)が、「アキバ」へ足を踏み入れると身体で理解出来る(さわりだが…)。

 アキバは、家電の街からサブカルが主役の街へと大変貌を遂げた。アキバのチャンピオン格は、「もしドラ」で一躍スターの座に躍り出た、歌って踊るグループダンスの「AKB48」だが、世界の視野で見れば日本のアニメが世界を席巻しているのはご承知の通り。

 そのアニメ界に旋風を巻き起こしたのが「初音ミク」(写真右)。ナントこれがCGで作られたバーチャルな歌手なのである。初めて聞く音が未来から来る…これをもじって「初音ミク」と名付けたそうである。動きに合わせて歌う音楽が「YAMAHAの合成音声」で全く人工的なものなのである。な~る!! ただ、ただ感心するばかり。世界に誇る日本の技術力に敬意! 

 驚くのは未だ早い。ソフトを開発したのは、サッポロのベンチャーでオープンソフトにしたことが又、凄い事なのである。…という事は、誰でも衣装や振り付けを変えたり編曲することが出来るということ。コレが爆発的クリエーターを生む事につながった。上の画像はそんな一つで、コスプレにしてしまったモノとの事。現在、初音ミクの歌う歌は3万曲に上るそうだから開いた口がふさがらない。

 そう言う時代なのである。Googleの大成功もソフトをオープン化の流れに載せたからだといわれる。今、あらゆる分野で、コンシューマー(消費者)が作り手に参加する流れがきている。アルビン・トフラーが「第三の波」で言った“プロシューマー”の時代の真っ直中にいる感じがある。まやかしの顧客第一主義なんてのは見破られる事必定だ。

 その「初音ミク」のコンサートを映像で流しているところがある。ラオックスを買収して以前のコンピューター館を全館サブカルの館にした中国企業が経営する「AKBA カルチャーズZONE」(写真)の4階 「K-Booksコスプレ館」という一角を訪ねてみるといい。
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