2019-0904-man3349
万葉短歌3349 葛飾の3094
葛飾の 真間の浦みを 漕ぐ舟の
舟人騒く 波立つらしも 〇
3094 万葉短歌3349 ShuG272 2019-0904-man3349
□かづしかの ままのうらみを こぐふねの
ふなびとさわく なみたつらしも
〇=出典未詳。
【編者注】東歌(3348-3352、5首)の第2首。男。左注に、「右一首下総国(しもつふさのくにの)歌」。
【訓注】葛飾(かづしか=可豆思加)[「下総の郡名。千葉県・東京都・埼玉県などにまたがる江戸川下流一帯。」 03-0431(題詞)可豆思賀(かづしか、以下同訓)、14-3349、-3384可都思加、-3385可豆思賀、-3386可豆思加、-3387可豆思加]。真間(まま)[千葉県市川市真間辺]。下総国(しもつふさのくに)[「千葉県北部から茨城県南部」]。