万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3356 富士の嶺の3101

2019年09月11日 | 万葉短歌

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万葉短歌3356 富士の嶺の3101

富士の嶺の いや遠長き 山道をも
妹がりとへば けによはず来ぬ  〇

3101     万葉短歌3356 ShuG287 2019-0911-man3356

ふじのねの いやとほながき やまぢをも
  いもがりとへば けによはずきぬ
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3353-3428、76首)の第4首。男。
【訓注】富士の嶺(ふじのね=不尽能祢)。いや(伊夜)。山道(やまぢ=夜麻治)。妹がり(いもかり=伊母我理)[「<がり>は許(もと)」]。けによはず(気尓余波受)[「心軽々、すいすいと」。「結句<けによはず来ぬ>が難解」]。