万葉短歌-悠山人編

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万葉短歌3361 足柄の3106

2019年09月16日 | 万葉短歌

2019-0916-man3361
万葉短歌3361 足柄の3106

足柄の をてもこのもに さすわなの
かなるましづみ 子ろ我れ紐解く  〇

3106     万葉短歌3361 ShuG296 2019-0916-man3361

あしがらの をてもこのもに さすわなの
  かなるましづみ ころあれひもとく
〇=出典未詳。
【編者注】相聞(3353-3428、76首)の第9首。男。
【訓注】足柄(あしがら=安思我良)[相模国(神奈川県)の足柄山。03-0391鳥総立 足柄山尓(とぶさたて あしがらやまに)、07-1175足柄乃 筥根飛超(あしがらの はこねとびこえ)、など]。をてもこのも(乎弖毛許乃母)[「彼面此面(ヲチオモコノオモ)・・・山の斜面の向こう側こちら側」。さすわな(佐須和奈)[「張り設けてある罠・・・<さす>は仕掛ける」]。かなるましづみ(可奈流麻之豆美)[「か鳴る間静み」。20-4430可奈流麻之都美 伊埿弖登阿我久流(かなるましづみ いでてとあがくる)]。子ろ我れ(ころあれ=許呂安礼)[前出3354参照]。