田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

青年よ、世のために起て・・人々の身近なニーズを満たして上げましょう(1)

2008年01月18日 12時34分10秒 | 青年よ、世のために起て
●青年たちを奴隷社会から救出するために

青年とは何か?青年の特徴は、未来を作る意志と希望を持っていることです。
そういう青年の意志を引き出し、希望への道筋を示してあげるのが、壮年と老年の役割です。現代社会は青年を大切にしていません。フリーターといわれる使い捨て青年労働者が500万人、失業者が100万人、親元で何もしないニートといわれる人は100万人おります。正規の労働者もいつクビになっても仕方がないという中で働いています。少子高齢化社会が進む中で、青年たちの多くは社会から疎外されているといえるのです。これにはむろん異論があるでしょうが、数百万人という青年が、自己発達要求を満たされずに疎外されていることは紛れもな事実であります。こういう青年たちに、少しでも未来を切り開く知恵を出して上げ、援助をして上げたいと思います。

●青年だから出来ることを見つける
 今世の中が青年にしてもらいたい思っていることを、ていねいに拾っていきましょう。青少年は、「居てくれるだけで」人々を幸せにします。青少年の若さ、純真さ、優しさ、体力・・・これらは社会の隅々にまで求められている価値です。しかし今その価値総額は相当失われています。
競争社会の中で、青年たちは、拝金主義、性悪説、個人主義、享楽主義、刹那主義に染まっています。これは青年の特質を骨抜きする思想で社会にとっては大きな損失なのです。青年たちが結婚をしない、してもすぐ離婚する、子供を作らないというのは、今青年たちが置かれている不安定な経済環境を反映しています。企業は「赤字」になれば続きません。「環境」も赤字になれば続きません。「社会」も赤字になれば続きません。今青年たちが大問題の渦中にあり、社会は大きな赤字が続いています。青少年に青少年らしく生きさせる、こうした取り組みをしない限りいずれこの社会は崩壊します。
 そこで、大人に頼らず、青年がイニシアチブを取って足下でやれることをやってみなさい、というのが私からの呼びかけであります。青年だけでやれること、それは山ほどあります。(続)


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