田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

150917 若者の不安と怒りーー安保法制に反対する若者の渦

2015年09月17日 13時48分58秒 | 青年よ、世のために起て

 

 

私たち一人ひとりの行動こそが、日本の自由と民主主義を守る盾となるはずです。現政権に対抗するための野党の結集は、残念ながらまだ現実のものとなっていません。沖縄での2014年の国政選挙では、辺野古基地反対を掲げる革新政党が政治協力をした結果、全ての小選挙区で自民党が勝つ事はありませんでした。私たちはこの結果に学ばなければなりません。SEALDsは特定の政党を支持するわけではありません。しかし、次回の選挙までに、立憲主義や再分配、理念的な外交政策を掲げる、包括的なリベラル勢力の受け皿が誕生することを強く求めます。これは自由で民主的な日本を守るための緊急の要請であり、現実主義的な政治対抗の提案です。

 議員諸君、君は大やけどをするぞ--戦争法案推進の議員の足元に火がつく 

 若者達はなぜ、おとなしい、政治に無関心なのだとわれわれは数十年も不思議に思い続けていた。それがどうだ。昨年の機密保護法、今年の安保法制案を機に、にわかに若者の怒りに火が付いた。SEALDsという不思議なグループが、みるみるうちに「自由と民主主義」「リベラルの結集」ということで活動を始め、日本中を席巻しつつある。これまで、若者達は進学、就職の道筋を歩行する羊たちのような存在に見えていた。中間層はそれなりに豊かになり、成熟社会が期待され、その道筋をある程度見せることに成功し、「偏差値教育」「ボランティア活動」を経て、立派に就職して社会人になるという道筋が彼等を政治的関心から遠ざけ、「政治はどこがやっても同じ、投票には行かない、裏かえせは、自民党さんで政治はいいいよ、お任せ」という状況を続けていた。しかし、若者が社会に出てみると、「派遣村」や「派遣社員」「ブラック企業」「年金の崩壊危機」などに直面することにより、社会と自分達の未来に対する不安と疑問が増大した。昨年の機密保護法で、その不安と疑問がその原因を作り出した元凶である自民党政治に向けられた。そして今度の戦争法案に対して対話拒否体質を見せることで決定的になった。もしも強行可決などへ進むと、この絶望的な乾ききった空気はさらに激しく火の手が燃えさかるのではないかと思える。チュニジア市民革命の契機がホンの些細な事件から爆発的な拡がりに至ったように、今の日本の状況、自民党と公明党の専制政治の横行は、一青年の焼身自殺事件に端を発する反政府デモが国内全土に拡大したチュニジアと同様な爆発をも予見される非常事態であろう。議席にあぐらをかいている議員の足元に、市民達が押し寄せ、この議員を支えてきた後援会の足元をも、洗い流してしまうほどの衝撃も十分予想される。議員の再選は非常に難しくなるのではないかと思われる。


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