原発からいただく電気は、同時に発生する猛毒の放射性廃棄物をまき散らし、空間的にも時間的にもすべての生命はこの影響を受けて死に境遇し、生き残ったものも遺伝子が攪乱され、子孫の継続が脅かされる。放射性廃棄物が地球や自然の力ですべて解毒されるのは数万年もかかるといわれる。この問題を解決するためには、理屈の上では電力を生産しながら、一方で放射性廃棄物(放射能)を数万年閉じ込める管理作業が要る。電力の製造責任はその期間に及ぶというわけだ。コストは無限大だからそんなことをする私企業はおろか公営企業も国家もあり得ない。あらゆる面から見て人間の手には負えないのだ。
. . . 本文を読む