透き通る冬の空に燦然と輝く下弦の月とそばに輝く宵の明星(金星)の対照は素晴らしい絵になっている。寒すぎて耳が凍るように痛い早朝の散歩でも、明け方の空を見ると気持ちが高まっていく。今朝の新聞に出ていた「超新星爆発とブラックホール」の科学ニュースはぴんとこないながら胸騒ぎのする不思議な記事だった。超新星爆発とブラックホールは、どちらも現実生活とは無縁ではある。宇宙の運動がこのような言葉で説明されているので、実在するからには、数字で説明できなければならないが、数字が超巨大、または超極小で、我々が知覚できる数字とか五感の範囲から離れすぎて現実感もないわけだ。それでも、知りたい、聞きたいという衝動がわくのである。 . . . 本文を読む
朝の散歩は終わると、お茶を沸かしたりジュースを絞ったり、草花にあいさつをして、新聞をゆっくり読む。私と対照的に、メガバンクを勤めあげ、後期高齢者になっても不動産管理のスキルを活かして、週4日のビルの管理人で頑張っている友人がいつものように年賀状にびっしりと「世相診断」を記して送ってきた。彼との付き合いは永いが昔から世の中、いや世界の動きをマスコミを通じて舐めるように収集、観察し、頼まないのに時折いろいろなニュースや彼の評論を送ってくる。 . . . 本文を読む