東京を高密度な都市構造にしたために、数千年、数万年の慣習であった人間生活の、土と水との剥離が進んだ。当然吞川は川ではなくなった。土と水の剥離が、それ自身が生活や産業活動の利便性(時間的効率)を生み、河川の自然性に依存した産業(海苔や沿岸漁業)、地場の工業ですら衰退させた。
社会の中に息づく生物としての人間が環境の悪化に気づき、原因にも気づいて、それを嘆き、精神の荒廃と子供の将来を心配する不安とストレスに息を荒げて抗議をするも、解決のイメージがわかない・・高度成長を是とした都市構造の選択から来る結果である以上、政治は土と水を取り戻すという生物の要求には耳を傾けにくい。学術も危機を叫ぶが、大勢には逆らわない。
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2月-3月にかけて、大森図書館を会場とする5回の吞川講座を拝聴した。この講座を通じて、私は、吞川という大田区を流れる川について基本的な知識を教えていただいた。 情報は多岐にわたり内容的にも吞川に関しては百科辞典的な拡がりと内容を有している。素晴らしい業績である . . . 本文を読む
3月に入ると3寒4温の日々が続き、冬の天気と春の天気の格闘が始まる。朝の散歩に出ようとしてドアを開けると、しとしと降っていたり、時には風混じりの雨が散歩に出かける足を止める。かと思えば、朝ぼらけの雰囲気の中に低空に巨大?な満月が出現しぎょっとなったりする(3月2日)。 . . . 本文を読む