環境とは、生物から見た場合、基本的生存権のようなもの。
人間から見たら、生活と同義語。
生活の基本条件は、健康、美、持続性。
「現場主義と環境諸科学の活用による生活革命、産業革命を地域ごとに起こしていく」ことは、これまで築かれた文明の諸利便を活用しつつも、自然エネルギーに回帰する産業と生活を作ることに他ならない。
従って、環境を論ずるには、健康、美、持続性を評価軸として扱う。
この3要素に否定的な作用を及ぼしているのは、おそらく産業革命以後。
地球環境は化石燃料により生命物質の循環、保存のシステム、すなわち生態系が撹乱され、回復困難に近いレベルまで損傷している。
一方、発展した経済とそのグローバル化は地球環境の劣化によって内部瓦解の危機にある。
それは人間の生活スタイルが、生命を攻撃する要因を内部化していることを意味している。 . . . 本文を読む