散歩に出かけない朝は、友からのメールやら手紙やらを見る。煩わしいニュースに耳を傾け、あれこれ考えない朝が爽快だが。そのあと5月なのに酷暑の中で雑草に向き合う。それが結構な時間を消費する。手入れを怠り放置同然のわが庭には当然の報いがある。一面にはびこる竹笹、ドクダミ、つゆ草、ヤブカラシ、荒れ地野菊・・・。枝葉が伸び放題の落葉樹(かつて手当たり次第に植えたハナミズキ、 クリ、アンズ、ツバキ、ゲッケイジュ・・・)。やがて、梅雨が来るとへんな虫が風通しの悪い草むらに巣くう。手入れを植木屋に頼むとウン万円、しかし、半年もすると元の木阿弥。わずかな野菜や花木を偏愛するために、手にマメを作ってしゃがみこんで植木鋏を振るう。これも健康にはよいかと納得しながら。私の信条は、植物は敵じゃないということ、人間の身勝手で自然に歯向かうのはどうかとも思うが、実際問題として雑草、雑木の諸君にはご遠慮願わないと。 . . . 本文を読む