そんな理由だったのか、大阪で勤めていた私は、社命で「工場緑化」を担当することになりました。工場に緑を!という声が会社のイメージ向上に繋がるからです。私は、樹木のことは何も知らないのにこの特命には頭を抱えました。「まず植木屋さんに学ぶ」・・こんな方針で、公害に耐える樹木や草花についていろいろ学びました。
そんな学びの中で、私は幾種類かの苗木を選択し工場に植樹しました。私はこの工事の余りの樹木苗を「役得」としていただき東京に持ち帰り実家の庭の片隅に植えておきました。後年になり東京勤務になり自宅となった現住所でいただいた木々たちと仲良く遊んで、今日となりました。写真は、それらの木々の中の一つ、カリンです。このカリン、この時期には、大きな実がたくさんできます。カリン酒に加工する仕事が私の晩秋の楽しみになっています。加工したカリン酒は、我が家に集う英語サロンや堆肥教室、トマトの会の仲間におすそ分けするのも習いになっています。最近では、娘が主催する哲学カフェの参加者や音楽グループにも流れているようです。カリンは喉に良いといわれています。「しわがれ声にならないように」と私もせっせと飲んでいます。・・・かくて密造酒製造者となった。
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