210720 朝の散歩 昼の散歩(289)・・ 60年前の近所の風景 多摩川(2)
まあちゃんとおじいちゃんの会話
まあちゃん「60年前のこの町は今と全然違うんじゃない?」
おじいちゃん「うん、当時は私たちのような新しい区民がいい意味で町を活性化していたね」
まあちゃん「どんな町並みでどんな人がいたの?」
おじいちゃん「大きな木で囲まれた農家もあったよ。米屋、八百屋、果物屋、魚屋、パン屋、酒屋、茶園、ソバ屋、寿司屋、鰻屋、中華そば店、割烹料理店、菓子屋、居酒屋・・。それに、町医者、歯医者、薬局、電気店、写真館、花屋、下駄屋、水道工事屋、家具屋、氷店、工務店、植木屋、散髪屋、雑貨屋、金物屋、運送屋。一つ一つ覚えているけど、ここは住宅街と商店街が共存していた。町にはいつも匂いがあった。パンの匂い、紅茶の匂い、森の匂い、川の匂い、海の匂いさえも。ご用聞きの元気な声、牛乳や夕刊を配る青年の足音もね」
まあちゃん「町を歩くとたくさんの知り合いに出会うのね」
おじいちゃん「今は宅配の車、ゴミ収集車が目立つね。スーパー、コンビニ、自動販売機、宅配など会話のない冷たいお金が流れる町になった。これが便利な社会だというのだけれどね、ジイジはちょっと引いてしまうね」
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