田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

190917 まあちゃんの「経済学」

2019年10月27日 13時18分17秒 | 昭和の寺子屋、田園調布本町

 

 

おじいちゃん「日本はね、それなりに豊かになったんだがね、お金もじゃぶじゃぶあるんだよ。でもね、国家に子供たちを育てる余裕がないなんて、嘘をついて、教育費を削っているんだよ。まあちゃん、経済学というのは英語でなんていうのかな?」

まあちゃん「知ってるわ。エコノミックスていうの。あ、アベノミックスって、これも?安倍さんの経済学って?どういう意味かしら」

おじいちゃん「英語では経済をエコノミィというね。これはね、大昔に生まれた言葉なんだ。そう、2000年以上も前にね。平たく言うとね、エコノミィ(経済) とは”世を治め、民を救う道”という意味なんだ。キリストがいた時代も、それよりずっと間に、孔子とか老子が活躍していたころもね。それは奇妙に同じ意味で当時の識者が主張していたんだ」

まあちゃん「ええ?世を治める?民を救う?それは政治の仕事じゃないの?」

おじいちゃん「いいところに気づいたね。古代は政治と経済が一緒な意味だった。中国では”経世済民”という四字熟語だった。それが日本に来て経済となった。」

まあちゃん「勉強になるわ。わたし、日本の政治に興味ないんだけど、経済には興味あるんだわ。これ、おかしいのかな?アベノミックスは民を救うのかな?」

おじいちゃん「まあちゃん、そんなに飛躍しないで、経済(エコノミィ)という言葉を、経済学の先生の講義を聴きながら深く考えなさい」


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