田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

今日、まだツクツクボウシが鳴いている(哀)

2008年10月03日 23時00分19秒 |  身近な自然(植木、小鳥、川)、ペット
我が家は、木立を有しているせいか、逆の言い方をすれば、周辺から緑が消え、マンションが林立する無機的な環境になったせいか、小鳥や虫たちが我が家に集まるようになっている。庭に降りると至る所が穴だらけである。そう、セミのはい出してきた直径1センチばかりの穴である。その穴が10センチ四方に1カ所ぐらいの間隔で一面にある。そして、木々の幹や枝にはセミの抜け殻がいくつも散見される。
晩年は 全身で鳴け 法師ゼミ

老境に達している我が身には、全身で鳴くセミたちが愛おしい。毎日机に向かって物書きをしている生活を送っているが、私の耳は、家を囲む木々の葉がこすれる風の擦過音や小鳥の声、そして虫の声は、自分自身の生きているリズムに同調している。その声が秋口にはばったりと止む。止んだなと思ったら、ツクツクボウシが元気に鳴き始める。こうしたことが1週間か2週間は続く。しかし9月末から10月になるころまでには、絶える・・と思っていたのだが。

やがて死ぬ 気色も見えず セミの声







 

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