田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

昭和の寺子屋①

2021年09月15日 21時00分28秒 | 昭和の寺子屋、田園調布本町

おじいちやんの自宅は下沼部貝塚(広さは140㍍四方)のほぼ中心点にあります。ここは「遠く洪積層の連丘よりなり其丘や樹木雑草繁茂に繁茂し太陽の照す少く為に闇黒茲に鹿は棲み猪は棲み」と記された樹林帯でした。陽の届かない樹冠の下に鹿や猪が住んでいたようです。

多摩川は白魚が足に当るほど魚貝類も豊穣で縄文人が乱流する多摩川の岸辺に幾つもの集落を作っていたと思われます。17世紀には武蔵国荏原郡調布村となり六郷用水など灌漑水路をもつ田園地帯として江戸を支えます。

大田区は歴史文化財に恵まれた街です。縄文遺跡以外にも土地に刻まれた重厚な生活と文化の足跡があちこちにあります。大きな戦争を克服し戦後は工業文化都市として発展し、現在は「国際都市おおた」として新しい発展が期待されています。

おじいちゃんは日本の平和は戦争の痛苦を体験した父母、祖父母世代からの賜物でその最大のものが「国民主権」「基本的人権」「平和主義」を柱とした平和憲法であると信じています。

おじいちゃんは法律や経済の専門家ではありませんが、庶民の生活目線を大事に憲法などについて素人の思いを展開しています。どうかこのおじいちゃんの思いをそうだね」と思う人も「違うね」という人も、同じ地域に住む人としてあなたの温かいハートで受け止めて下さい。

(写真は1959年に自宅で発見した土器類。中折れで捨てられた磨製石器と皮剥石、打製石器)



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