多摩川、吞川、馬込、新井、六郷、羽田、大森、品川の景観・・地名の中に曰くがつきぬ興趣があるが、それぞれに土地に刻まれた文化とその証拠である寺社、緑地、町並み、お祭、学校、商店街、工場団地、公園を抱擁して落ち着きを持ったネットワークが作られている。これらはすべて100年、200年に及ぶ名もなき庶民の営みから生まれ、層の厚い文化になった。そのように思っているとこれらは全部大切で、この保全はとての大切と思う一方、出会う人々、働く人々があるがままですべて美しく感じる。何あろう、これが別に「おもてなし」など気張らなくても十分「観光資源」であると思う。
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