田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

171229 朝の散歩 昼の散歩(100)・・独裁者の病気、もし核兵器を扱ったら

2018年01月04日 16時34分15秒 | 日本の未来像(future

50歳そこそこで病魔にとりつかれ、病魔と戦うために覚醒剤、コカインを多用しかえって病気を増進していた。(小長谷正明、元国立療養所神経内科医長)。そしてとんでもない意思決定を重ね、ユダヤ人を何百万人を殺す人類史上空前絶後の犯罪を犯した。中国革命の雄、毛沢東は晩年パーキンソン氏病に犯されていた。その彼が、無謀な文化大革命を号令し、革命の成果を大きく損じる悲劇を演じた。このような大病に冒されても党主席であり続けなければならなかったのがこの国の悲劇である。ついでにロシア革命の雄、レーニンも神経疾患で健康を失い、失語症を患ってスターリンにつけ込まれて、ロシアを社会主義とは無縁の恐怖専制国家にした。このような傾向は現代も続いていることに注意すべきか。独裁は批判者を排除、抹殺する。最初はいかに優れたリーダーでも、それが神格化される。民主主義がないと独裁者が現れる。独裁国ではリーダーが病気、なかんずく脳神経疾患にかかれば、その彼が発する片言隻語が、国や世界を破滅させる危機を生んでいることを改めて感じる。スローモーで、意思決定ののろい民主主義の効用は貴重なものであり得るわけだ。日本もそうありたい。核兵器や生物化学兵器を保有する大国の意思決定者(リーダー)がもし脳神経疾患に冒されていたら、どんなことになるか。それだけではない、核兵器や生物化学兵器を扱う現場(軍隊)のリーダーがその病気に冒されていたらどうなるのか?影響力の大きなアメリカ、中国、イギリス、フランス、その他の核保有国に民主主義が根付くこと、そして一日も早く核兵器を廃絶する国際条約の締結されんことを切に願う。どんな理由があっても核兵器をこの世からなくさなければなるまい。核抑止力等という妄言は早くこの世から消し去らねばならないことを付け加えておく。民主主義の力が問われている現代である。


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