田園調布の山荘

「和を以て貴しとなす」・・ 日本人の気質はこの言葉[平和愛好]に象徴されていると思われる。この観点から現代を透視したい。

売り残し、食べ残し、賞味期限・・食糧自給率40%の食の浪費・・・家庭の冷蔵庫を小型にする必要がある

2008年10月30日 15時39分30秒 | 時評
食品ロスを調査した結果によると(NHK、2008年10月27日放送)によると、食品ロスの原因にはつぎのような要因がある。まず、作り忘れ(買い忘れ)が60%、買いすぎが42%、(料理の)予定の変更が42%、 保存の失敗と作りすぎがそれぞれ20数パーセントである。それらの結果、スーパーで、食べもしないものを買うのでその分のお金払い、冷蔵庫の中で電気代と場所代を払い、ゴミとして出すときに手間と処理代を払い、これがいずれも家計費を圧迫している。

勝手な計算であるが、大型冷蔵庫があるのでここを食品保管庫として使っているわけであるが、これは決して保管しているわけではなく、数割の食品はここで処分されているということになる。また食品はほとんど包装されているから、包材だけを考えれば、冷やされて捨てられてゴミになり、しかもかさばるのでゴミにしたときは半端ではない。特に冷凍庫は、食品の滞在日数が多いので、在庫料を支払い続けていることになる。安く買っても、冷凍庫に数ヶ月の在庫させていれば意味があるとは考えられない。

こうして、食品の買い込み、保管、そして廃棄という家庭経済の中での行為は、家計を圧迫し、ゴミを多発させ、家事をふやす。それだけではない、各家庭で浪費がつもりつもって、今度は社会的費用、つまり税金でこれらのゴミを始末しなければならない。
口に入る食糧は一体どれだけの割合になるのか、量的にもカロリー的にもしっかり解散する必要がありそうだ。大きな冷蔵庫を買い、電気代を使いながら買った物を傷め、傷めた者を捨ててその上にまたも傷めてしまう者を買い込む、といった流れをいつまでも続けていればやがて、破綻が来るのは目に見えている。断ち切るとしたら。まず冷蔵庫を小型化し、備蓄を止め、その日に食べるものだけを保管するという慎ましさを実現することであろう。そうすると、ずっと裕になることを知らなければならないだろう。



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