最近は時間のある時は、wowowオンデマンドでテニスを見るか、海外ドラマを見ているのですが、海外ドラマもこのところアメリカものからヨーロッパものへ移行。北欧サスペンスをさんざん見てしまい、今日はイギリスドラマ「新米刑事モース~オックスフォード事件簿~」というのを見ていました。1965年のイギリスが舞台のミステリーです。
「イギリスではシャーロック・ホームズをしのぐ人気のモース警部。その新米刑事時代を描く正統派ミステリー。ショーン・エヴァンス演じる若き日のモースが推理力で奮闘する。」
今日は#3を見ていたのですが、途中で、事件の背景を探る中、「ノルマンディ―上陸作戦」という言葉が出てきて、「ん、ノルマンディー上陸作戦?なんだっけ?」と調べてみたり。(ノルマンディー上陸作戦とは、第二次世界大戦中、連合国軍がドイツ侵攻を追い払うために北フランスから上陸する作戦でした)こんな言葉が、このところのご時世で、なにか歴史上のことよりもずっと現実味を帯びて感じることになんだか変な気がしてしまいます。
このドラマは1965年のイギリスという時代背景からか、バックにクラシックやオペラが流れることも多く、そのあたりも他のサスペンスドラマと比べるとなにか新鮮さを感じてしまい、なかなか面白いです。今日見た#3では、犯人を追い詰める最後の場面のバックに流れていたのは、ベートーベンの”月光”でした。
最後に、疲れ果てた主人公モースが上司サーズディに「仕事のことを家に持ち込まない秘訣は?」と聞くと、答えは「守るものを見つけること」そして「家に帰って一番いいレコードを大音量で聞け」。そうか、やっぱり音楽か、と思ったのでした。
Wilhelm Kempff plays Beethoven's Moonlight Sonata mvt. 1(youtube)
Wilhelm Kempff plays Beethoven's Moonlight Sonata mvt. 3(youtube)