私のたぶん永久保存版になりそうな少女漫画の一つ、萩尾望都さんの「ポーの一族」。
この漫画に出会ったのはたしか大学時代あたりなので、すでに○○年前のこと。
時を越えて生きるエドガーとアランの二人の少年と少女メリーベル、バラのお茶を飲むバンパイアのお話です。いろんな時代のいろんな場所で目撃される二人の少年の記録や残された肖像画から、人間とは違う不思議な存在に気づき、魅了される人の視線が後半で描かれていて、
もしかすると、現代でも、ひょっこりエドガーとアランが、ロンドンやドイツの地方都市に現れるかも・という期待を感じさせる終わり方。でも、もうこの続きはないのでしょうね・・
海外で日本漫画ブームだそうですが、「ポーの一族」のような、少女漫画というジャンルをはるかに超えてしまうような、緻密でロマンにあふれた作品も読んでほしいな、と思う今日この頃です。
ポーの一族 (3) (小学館文庫) 価格:¥ 570(税込) 発売日:1998-07 |