「六花」VOL.6
発行者 宇田川寛之 発行所 六花書林 ¥700.-
年一回刊の機関誌である。
短歌系出版社の発行物にして
短歌作品そのものが載っていないというだけで画期的。
と、いつも思う。
私の性質上、最初に編集後記を読む。長い方が面白い。
次に「執筆者 略歴・近況」を読んだ。こういう欄は
個人的に重要だと思う。無論、「六花」くらいになると
有名な方々が書いているわけだが・・・。
どこのだれべーが書いたかわからないより、ある程度
書き手のことを知った方が、<私は>短歌や文章を
読む気がするのは確かだ。
「花の室・21」 Vol.25
編集・発行 塚田沙玲 ¥500.-
塚田沙玲さん発行の同人誌。
塚田さんは短歌教室をいくつか持っているようで
そのメンバーの方々の作品が収載されている。
巻頭の西岡和子さんの作品を二首紹介します。
あの人は?確かあの人 違うかなマスクの奥に思いめぐらす
もう少しと思うも鎌おく草いきれ汗ふく吾は蚊遣のにおい