詩歌探究社 蓮 (SHIIKATANKYUSYA HASU)

詩歌探究社「蓮」は短歌を中心とした文学を探究してゆきます。

「からの」第66号 

2024-07-12 11:16:53 | 短歌情報

「からの」第66号 2024-06  編集/発行 遠山景一

 

短歌雑誌「からの」が届く。

遠山景一さんには、昨年12月の「歌人玉城徹の文学活動展」でお世話になった。

 

「からの」第66号 <編集ふりかえり>で、

「今年は玉城徹生誕百年」と書いておられる。

私は遠山さんについて、ほぼ何も存じ上げないのだが

玉城徹の身近で短歌活動をされていたであろうことはわかる。

その幸運をまた羨ましく思う。

 

足を止め白さざんくわの散る花にあかるむ土のおもてながむる   遠山景一「爾後」

春になる峯のしらゆきあるがままに息づかしもよ朝あけにけり

山里は木草うるはし田をやめし人らが胸のいぶせきころか

 

七人に暮してをりし家に今三人して住む他人行儀に    小林サダ子「何処の何方ぞ」

カーテンを開けば川面静かなり水のべ求め来る鳥のあり  大谷みゑ子「花花よ」

嶺の崎に見渡す街を杖に指しその変貌を子には伝へつ   津田光子「しのぶ山」

 

 

未だぱらぱらっと拝見したまでだが目に留まった作品を紹介した。

 

 

 

 

 

 

 

 


この記事についてブログを書く
« 免許更新のことなど。 | トップ | 哀。 »
最新の画像もっと見る