郷里に残した一人暮らしの父または母の居間に、監視カメラをつけている様子が放映された。恥ずかしい、迷惑というが、本心は嬉しいのだと思う、老人たちの姿があった。
老齢化時代に、良いものが出てきた、ポットを押すと息子の携帯電話に知らされるというコマーシャルが流れ出した。
何年か前に、両親が交互に病んだとき、夜の電話がなるたび、心臓がドキントしたことを思い出した。
孝行息子の三男が一緒に住んでくれたから
私たちの場合、そんな思いはしなくて済んだ。
しかし、テレビで見るような時代が来たと、人事に観ていたが、同じ老人でも、近いばかりに、かなり当てにされることが多い自分とは立場が異なると思っているのは、自分が健康であるからだ。
何より感じたことは、遠くで住む親を案じる子供たちの心情である。今の息子、娘たちはそんな思いが生きている。
しかし、あと何年かしたら、その思いすら消えはしないかと心配するのである。
人間の情は理屈で教えるものでなく、体で教えるものだと信ずる。親が良いお手本を示している家庭では、保たれる感情が、孝行に程遠い姿を見て育った子供は、孝行は知らない、できない世代になるのではなかろうか。
あのような商品のヒットは日本の将来に多いなるプラスと喜んで観た。
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私たちの場合、そんな思いはしなくて済んだ。
しかし、テレビで見るような時代が来たと、人事に観ていたが、同じ老人でも、近いばかりに、かなり当てにされることが多い自分とは立場が異なると思っているのは、自分が健康であるからだ。
何より感じたことは、遠くで住む親を案じる子供たちの心情である。今の息子、娘たちはそんな思いが生きている。
しかし、あと何年かしたら、その思いすら消えはしないかと心配するのである。
人間の情は理屈で教えるものでなく、体で教えるものだと信ずる。親が良いお手本を示している家庭では、保たれる感情が、孝行に程遠い姿を見て育った子供は、孝行は知らない、できない世代になるのではなかろうか。
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