ＤＶＤで映画「かもめ食堂」を夫婦で鑑賞しました。映画館に脚を運ぶ機会がなく、ようやく昨日にレンタル開始になったので借り出しました。
北欧のヘルシンキで食堂（レストラン）を始めた日本女性の奮闘物語です。
最近のＴＶで再放送された、ＮＴＶのドラマ「すいか」「ひかりと共に」で好演していた「小林聡美」と言ふ女優に関心があった為です。
何故か日本ではなく、日本食の食堂をヘルシンキで開店している主人公の元に、二人の日本人の女性が合流して、やがて現地の沢山の顧客を獲得していく過程を描いています。
食堂と言ふと日本ではジメジメした感じを抱きますが、北欧の街のレストランが爽やかな主人公に良く似合い、特に大皿に盛り付けられた料理が実に美味そうに見えて仕方がありませんでした。
あくまでも「おにぎり」に拘る主人公は、遠足の日と運動会に必ず亡き父親が造ってくれた「他人が造るおにぎりは美味い」との思い出を何気なく語るくだりが印象的だ。
サラリとした生き方の主人公を「小林聡美」は好演している。ご主人の「三谷幸喜」がエッセイ「ありふれた生活」で彼女とのやりとりを書いていたが、彼女は地のままで演じているのだろうか？。
夫々に訳ありの３人が良く持味をだしており、日本かぶれのとぼけた若者の登場が面白かった。
最近鑑賞した映画としてはＡクラスの出来だと思いました。
