ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

なでしこジャパンの勇気

2007-10-01 18:44:49 | サッカー
いささか旧い話になるが、あえて書いておきたい話題を披露したい。
中国・杭州市で行なわれた女子サッカーのワールドカップのドイツ戦。4万人の観衆はほとんどがドイツを応援し、日本チームにブーイングを浴びせ続けた。試合前の日本の国歌の斉唱にも多くの観衆は起立せず、やはりブーイングもあった。
しかし日本選手は試合後に「ARIGATO 謝謝 CHAINA」と書いた横断幕を掲げて、場内の観衆に挨拶した。
この行動が日本にブーイングし続けた中国側に反省の気持を呼び起こしている。
地元メディアは「中国のブーイングは日本の横断幕に負けた」と観戦マナーを批判している。
国営新華社通信もその後に、「北京五輪でこのような反日感情を持込めば、中国人の国際的なイメージ損なう」と異例の論評をしたそうだ。反日的な記事の多い中国の全国紙「国際先駆導報」も「日本女子チームは不快な気持を乗り越える勇気を見せたが、中国人にはその勇気がなかった」と指摘したそうだ。
ネット掲示板やブログでも議論が沸騰した。「日本選手は横断幕まで準備しながらブーイングを浴び続け、どんなに悲しかったか。中国人として恥ずかしかった」などの意見も出ている。

中国サイドの日本チームに向けたブーイングは今に始まった事ではないが、日本人としては苦々しい思いを持つのは小生だけではないだろう。
来年の五輪大会までに、中国人の日本憎しの感情が今回の事で少しでも和らいでくれる事を願っている。

今回のなでしこチームの行動は立派である。このアイデアを実行したサッカー協会とチームの皆さんに感謝したいと思う。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする