ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

マスコミの作った虚像

2007-10-25 20:00:05 | 独り言
先のライブドア事件のH氏はまさに時代の寵児として騒がれた。六本木ヒルズに居を構えIT産業の先駆けとして名をあげた。
そしてニッポン放送株の取得を通じて、TV界の雄○ジTVの買収さえ辞さな勢いを見せた。更にはプロ野球界に一石を投じて、さらに衆議員議員選挙に立候補、亀井静香氏に挑戦したがそれは失敗に終わった。
そんな彼もマスコミが作り上げた時代の虚像だった様だ。TVや週刊誌も持上げるだけ持上げて、国民の関心を煽り立てた。しかし一度躓いた後は、もはや国民の関心もマスコミの関心も全く無くなってしまった。

同じく○上ファンドのM氏も同様だった。彼は物言う株主の代表を標榜して、白馬の騎士そのものと持上げられた。
しかし陰では不当な株価の引上げを画策して、巨万の富を得ている。そんな彼も一種のマスコミが作り上げたヒーローとして国民の関心を得ていたのである。阪神電鉄株の取得を通じて一時はMタイガースのオーナー就任かとも囁かれ、国民の失笑を買ったの耳新しい話題だった。

そして今や話題の中心は、亀田親子に移っている。ヒール(悪役)として持上げられ、TV界を背景に大阪のジムから東京にジムを変えた。その後の挑戦的な言動で話題を集めた上で、TV局が亀田一家の物語りを作り上げてきた。そして次男坊の早すぎた世界挑戦で墓穴を掘る結果を招いてしまった。
マスコミが作り上げた虚像を一家が信じて何をしてもとの行動を取らせてしまったのではないかと思う。兄弟の素質については多くのボクシング関係者が認めている。確たる指導者の元で出直して、虚像を実像に変える努力と環境つくりをして挙げたらどうだろうか?人格、品格を練る必要があるのは当然の事である。

逆にマスコミに不当な評価しか受けられない人物がいる。中日Dの落合監督である。昔からマスコミ嫌いは有名であり、オレ流と称される独特の野球感を持つ。しかし選手時代もパ・リーグの恵まれない環境の中で輝かしい戦跡を残している。楽天の野村監督と同様に3冠王も数度記録している。ロッテMから中日D、巨人Gと移籍しながらそれなりの実績を残した。そして中日Dの監督として、優勝、2位、優勝、2位とチームの成績も遜色のない実績だ。今年もCSを制して日本シリーズを戦う。
しかし彼のマスコミの評価は低い。パ・リーグのフアン一筋できた小生などから見ても、まさに不当な評価だと思う。
プロ野球と言へばセ・リーグと思いがちな国民の関心の中で、彼の正当な評価をマスコミはしてあげて欲しいものだ。


コメント
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