ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「赤福」との思い出

2007-10-14 14:00:28 | ニュース 
伊勢の銘菓「赤福」に消費期限表示について、農水省が勧告をした。
1707年創業というから、300年も連綿と続いた老舗中の老舗である。
伊勢神宮の門前町で売りに出された、銘菓の「赤福」は参詣客の口伝で全国に知られる様になった。
40年余勤務した企業の本社が大阪にあった事もあり、大阪に出張の度にお土産は必ず「赤福」にしていた。
なぜかあの甘さを抑えた餡が大好きで、一個一個の大きさもホドホドで、小生も家族も大好きでした。
ただ、購入日を含めて2日間の賞味期限と心得ていたので、家族の分だけしか購入しないか、会社の同僚への土産でも、購入の翌日には必ず食べて貰うようにしていた。それだけしか日持ちのしない、銘菓だと納得していたのだ。これだけ日持ちのしない「赤福」が、あれだけ関西方面の多くの店や駅売店で売られるのは、かなりの規模の工場を抱えたものと感心していた事も事実である。
しかし今回の報道では、30年余前から製造して一週間、永いときは二週間も冷凍しておき、出荷時に解凍して店頭に並べていた。また売れ残りも同様で、改めて包装し直して店頭に並べた様である。

以前に発覚している、北海道の「白い恋人」等にも通ずる問題点だが、評判になり多くの引き合いが出てくると、欠品が許されなくなる。その対策の為に、消費期限を偽装したり、今回の様な長期間冷凍保存で対応したりしてしまう。それでも売れるので、経営者の感覚もマヒしてしまう。
しかし消費者にとっては到底納得できない問題だ。こんな企業は市場から退席を迫られる。そんな時代なのだ。
そう心得るべきと思うが、どうだろうか?

コメント (2)
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