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男の料理20-2-3

2020年02月21日 | 男の料理

四十年物の朝鮮人参酒です。

まだ私が現役で、バリバリだった頃、職場は多忙を極め、

協力会社の社長に、人材派遣を頼みました。

採用した三人の一人が、韓国出身でしたが、

人間的にも技術面でも非常に優秀でした。

何か月か過ぎたとき、彼が「お休みを頂きたい」

理由を聞くと、韓国の大きなお祭りがあり、

年老いた親族も、これが合える最後のチャンスだから、

極力帰省するようにとの、便りが来たとのでした。

頼りになる男だったので、無理をして一週間の休みと、

選別を渡しました。

 

彼が帰って来て、私が今まで受けたことのない、

感謝の心を示し、土産に挑戦人参を頂きました。

この画像は、その時のものではなく、

太いものと細いものが、混じっていました。

細くて、ウイスキーの瓶の口から入るもの、

三四本焼酎漬けにし、太いものは水に入れて戻し、

その汁を利用しようと考え、妻に伝えました。

ところが、飛んでもないことが起こりました。

ん妻は【戻す】と言うことの意味を知らなかったのです。

戻し汁を捨て、エキスの抜け空を、千切りにし、

野菜炒めの中に入れていたのです。

思わず大声を上げた私を見て、キョトンとしていました。

効能と調理法を、良く説明しなかった、私が悪いのですが、

残りは丁寧に教えて無事でした。

 

さて、四十年間、棚の奥にしまい込んだこの人参酒を、

思いついた今、取り出しておちょこ一杯位づつ、

晩酌の時飲んでいますが、効果はまだ判りません。

時代劇には、高いが良く効くとて、娘が悲劇に合う、

ストーリーが多いですが、

五体不満足な今、効果のほどはいずれ・・・