青田淳は笑顔で雪に手を振った。

目を丸くする雪や事務員さん達、そして遠藤をよそに雪に近付く。
「仕事頑張ってる?様子見に来たんだよ」

先輩はそう言って、皆にアイスコーヒーを差し入れた。
そんな彼に、事務員さん達も不思議そうだ。
「淳君どうしてここに居るの~?夏休みなのに」

その質問に、先輩は「ちょっと雪ちゃんを見に」と答えた。
二人の関係を聞きたがる事務員さん達に、雪は冷や汗をかく。

「先輩‥あの‥大学に用でもあったんですか?」

その問いに、先輩はこう答えた。
「夏期講習を受けに来たんだ。これからちょくちょく遊びに来るよ」

その答えを聞き、思わずコーヒーを吹き出す遠藤‥。

「え?先輩夏期講習聴いてるんですか?」

雪もその答えに疑問を隠せなかった。
なぜなら先輩は前全体首席であり、早期卒業も見込める成績優秀者だ。
単位が足りず仕方なく通う学生が多い夏期講習に、そんな人が受講するのは妙なことである。
先輩は雪の席まで椅子を引き寄せると、おもむろに座って言った。
「いや、ただ卒業まであと少しだし、聴きたかった科目を聴いてみようかと思ってさ」

そうだったんですね、と返す雪に、先輩はニッコリと微笑んだ。

納得出来たような出来ないような‥。そんな雰囲気が事務所全体を包んでいた。
雪は、どんな授業を聴いているのか試しに聴いてみた。

全体首席の聴いてみたかった授業とは、一体何の授業なのか‥。
「科学的性の理解」

「へぇー。面白そうで‥」

そこまで言ったところで、雪はよくよく考えてみた。
そしてもう一度聞いてみた。
「え?今なんて言いました?」「科学的性の理解」

‥カガクテキセイノリカイ?

「面白そうだと思って」と言う先輩に雪は「???」であった。
なぜなら雪の頭の中では、二つの授業が頭に浮かび上がっていて、どちらが正しいのか分からなかったからである。

1つ目は「科学適正の理解」
脳裏に科学者になりたい学生と、それが学生にとって適性的かと問う教授の問答が繰り広げられる。
そして2つ目は「科学的性の理解」
言わずもがな、成人指定‥。雪の頭の中にアダルトマークがチカチカと点滅した。

1つ目だとしたら、授業名からすると特に物珍しいものでも無さそうだが、そもそも適正を勉強する授業なんてあるのか?
雪の頭に、アダルトマークが点滅する。
だとしたらやはり‥2つ目の‥。

しかし、先輩を見よ。
こんなにも堂々と、こんなにも爽やかに笑顔を湛えているではないか。
雪の頭の中で、科学の適正を知りたい学生が、アダルトマークを追いやった‥!
ボーン!!

「き、聴いてみてどうでしたか?」

雪は気持ちを正して、授業の感想を聴いてみた。
先輩は考えるように上を向きながら、正直な感想を述べ始めた。
「んー、まだ初日だから特に興味をそそるような内容ではなかったけど、
カリキュラムを見てみる限り面白そうだったよ。意外と結構具体的だし」

「今までずっと専攻ばかりだったから、こういう授業を聴いてみると何か不思議な気もするし」
雪の頭の中で、「興味」「不思議」など、どんどん単語が抜き出されていく。

どんどん「科学適正」から外れていく‥。そして次の先輩の言葉で、雪の冷や汗は止まらなくなった。
「ビデオも見せてくれるらしいんだ」 「‥‥‥‥」

そしてその爽やかな笑顔で、先輩はこう言った。
「すごくためになる授業だと思うな
」

雪はしどろもどろである‥。
1つ目と2つ目、どちらにも共通している「科学」の有益性についてたどたどしく語る雪の傍らで、
事務員さん達も「そんな授業あったっけ?」とヒソヒソ囁いている‥。

撃沈した雪に、先輩は「仕事の方はどう?」と声を掛けた。やってけそう?とも。

雪は元気よく返事をした。そして紹介してくれたことに、改めてお礼を言った。

続けて雪は、英語の塾の件について言及した。授業料が無料になっていたことについてだ。
すると先輩は、この間連絡してみたら自分の友達だということで、授業料を免除してくれたらしいと言った。
「情でそうしてくれたんだから、そのまま通うのが義理だと思うな」

雪は申し訳なく思いながらも、そう言われて返す言葉もなく、好意に甘えることにした。
そして気になっていたことについて、この際全部言ってしまおうと思った。
「あの‥先輩何時に講習終わるんですか?私が夜ご飯でも‥」

その誘いに、先輩は今日は友達と約束があって無理なんだと言った。
気まずさに口を噤んだ雪を見て、先輩はリラックスした仕草で言った。
「んー‥いつも12時に終わるから、今度ランチでも一緒にどう?それから‥」

先輩は雪の言いたかったことを見抜くかのように、笑顔でこう言った。
「晩メシ、絶対いいものご馳走してな?」

先輩は、あの約束を忘れたわけではなかった。あのメールで関係を断ち切ろうとしたわけでもなかった。
雪はホッとした気持ちになった。先輩が笑っている。

そして続けざまこうも言われた。
「それと考えてみたんだけど二回は奢ってもらわなくちゃな。それでチャラになるだろ?」

それを聞いた雪の脳裏に、河村亮の姿が浮かんだ。
奴からもそういえば、二回おごれと言われている‥。

期待してるよ、と先輩がからかうような口調で言う。

ヨーロッパの冗談がまだ残っているのか、ジェット機でも持ってこようかなどと言って、先輩は雪を困惑させた。
それでも二人の間の空気はあたたかく、時たまその冗談に雪は笑った。

先輩が、笑顔で手を振りながら去って行く。
そんな彼を見ながら、雪は温かな気持ちになった。
夏休みに入ったものの、思ったよりたくさん先輩の顔を見ることが出来そうだ。
それは仕事と勉強を繰り返すだけの休みより、きっと大分マシだろう‥。


夕方の空に、「SKK学院」の看板のネオンが光る。
今日は塾の初日。雪は気合が入っていた。

せっかくタダで勉強出来るのである。なおさら頑張らないとと、廊下を歩いている時だった。
幾人かの生徒が、塾のポスターを見てカッコイイと騒いでいる。

雪が不思議に思い、壁に張られたそれを仰ぎ見た時だった。

衝撃が走った。
と同時に冷や汗も、脂汗も‥。

雪は何度か目をこすってみたり、二度見してみたり、他人の空似だと思い込もうとしたりした。

しかし教室への案内板にも、パンフレットにも、やはり彼の姿が写っている。

そして遂に、後ろから声を掛けられた。
「あれ?お前ダメージヘアーじゃね?」

モップを持ちながら、掃除中の河村亮がそこに立っていた。
亮は雪に近づきながら、大学のみならず塾まで通う雪の優等生っぷりを皮肉った。
「大学ってのは遊ぶとこじゃねーのかよ」

雪がオドオドとここで何をしているのかと聞くと、亮は得意気に表のポスターを指差した。
「外で見なかったか?オレここで働いてんだよ!」

ポスターから掃除までこなすユースフルな労働者。亮は自分をこう言った。

雪はそんな彼から逃げようと、こそこそと教室に向かったのだが、亮は追いかけるように雪に向かって言った。
「お前メシ奢んの忘れたわけじゃ~ね~よな~?!また無視しやがったら直接会いに行くからな?!」

雪は授業が始まってからも、心臓がバクバク鳴りっぱなしだった。
なにこれ?!どうなってんの?絶対におかしいって‥アイツがどうしてここに???

ポスターに載っていたことも、掃除していたことも理解不能だ。
けれど気になることはもう一つあった。
雪の脳裏に、”ご飯おごれ隊”のマーチが響くようだった‥。
おごって 二回おごって 無視しないでおごりやがれ~

二人とも、雪を見ればメシメシ言うような気がする。
雪は頭にご飯を乗っけながら、授業の始まりを迎えたのだった‥。

雪が授業を受けている頃、雪のアパート‥もとい秀紀のアパートの一室で、
彼の携帯電話は鳴り響いていた。

しかし秀紀は気が付かない。
部屋中に散らかった酒瓶や打ち捨てられた教科書の中で、彼は泥酔しているからであった。
発信元の遠藤修は、もう数回目の音声案内を聞いているところだった。

荒れ果てた部屋の中が想像出来る。
遠藤はギリリと歯を鳴らした。昼間のストレスと秀紀への苛立ちで、もう限界が来そうだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<ここに居る理由>でした。
「科学的性の理解」ですが、作者さんの通っていた大学で、似たような科目があるらしいです。
「性の科学的理解」だったかな?
きっと同じ大学の方は、授業あるあるで懐かしくも可笑しいんでしょうね~(^^)
*追記*
コメント欄にてご指摘の、先輩が言った「ジェット機持ってこようか?」の冗談について。
本家版1部7話のオマケ漫画に、その冗談が描かれています。
服装からすると、春学期に雪と先輩が同じ授業を取ったことが分かる初日のシーンでしょうか。
↓コレがそのオマケ漫画です。
「今度晩メシ何食べいこっか?」 ビクッ

「パリへ行ってエスカルゴでもどう?」 えっ?!

「はははははは‥冗談ばっかり‥」

「俺ジェット機持ってるよ」
「‥‥‥‥マジですか?」

「うっそー」

「太一君がこう言ったら面白いよって言ってたからさ。面白かったでしょ?」
「は、はぁ‥」

「こっち来いやゴルァ!!」「ごかんべんを~」

‥といった漫画でした。
どこで紹介しようか迷っていたところ、ちょうどちょびこさんが言及して下さいました。
ありがとうございました!
このオマケ漫画のエピソード+ヨーロッパのくだりで、今回のジェット機発言が出て来たんですかね~。
読者にしたら「いきなりなに?」って感じですが、雪ちゃんからしたら「また言ってる‥」的な感じなんだと思います 笑
先輩がこういった冗談をたまに言っていたと考えると、あの「雪ちゃん足元に虫がいる!」のくだりも少し納得出来るような‥。
まったく、謎の多い漫画です^^;
次回は<旧友達の集い>です。
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目を丸くする雪や事務員さん達、そして遠藤をよそに雪に近付く。
「仕事頑張ってる?様子見に来たんだよ」

先輩はそう言って、皆にアイスコーヒーを差し入れた。
そんな彼に、事務員さん達も不思議そうだ。
「淳君どうしてここに居るの~?夏休みなのに」

その質問に、先輩は「ちょっと雪ちゃんを見に」と答えた。
二人の関係を聞きたがる事務員さん達に、雪は冷や汗をかく。

「先輩‥あの‥大学に用でもあったんですか?」

その問いに、先輩はこう答えた。
「夏期講習を受けに来たんだ。これからちょくちょく遊びに来るよ」

その答えを聞き、思わずコーヒーを吹き出す遠藤‥。

「え?先輩夏期講習聴いてるんですか?」

雪もその答えに疑問を隠せなかった。
なぜなら先輩は前全体首席であり、早期卒業も見込める成績優秀者だ。
単位が足りず仕方なく通う学生が多い夏期講習に、そんな人が受講するのは妙なことである。
先輩は雪の席まで椅子を引き寄せると、おもむろに座って言った。
「いや、ただ卒業まであと少しだし、聴きたかった科目を聴いてみようかと思ってさ」

そうだったんですね、と返す雪に、先輩はニッコリと微笑んだ。

納得出来たような出来ないような‥。そんな雰囲気が事務所全体を包んでいた。
雪は、どんな授業を聴いているのか試しに聴いてみた。

全体首席の聴いてみたかった授業とは、一体何の授業なのか‥。
「科学的性の理解」

「へぇー。面白そうで‥」

そこまで言ったところで、雪はよくよく考えてみた。
そしてもう一度聞いてみた。
「え?今なんて言いました?」「科学的性の理解」

‥カガクテキセイノリカイ?

「面白そうだと思って」と言う先輩に雪は「???」であった。
なぜなら雪の頭の中では、二つの授業が頭に浮かび上がっていて、どちらが正しいのか分からなかったからである。

1つ目は「科学適正の理解」
脳裏に科学者になりたい学生と、それが学生にとって適性的かと問う教授の問答が繰り広げられる。
そして2つ目は「科学的性の理解」
言わずもがな、成人指定‥。雪の頭の中にアダルトマークがチカチカと点滅した。

1つ目だとしたら、授業名からすると特に物珍しいものでも無さそうだが、そもそも適正を勉強する授業なんてあるのか?
雪の頭に、アダルトマークが点滅する。
だとしたらやはり‥2つ目の‥。

しかし、先輩を見よ。
こんなにも堂々と、こんなにも爽やかに笑顔を湛えているではないか。
雪の頭の中で、科学の適正を知りたい学生が、アダルトマークを追いやった‥!
ボーン!!

「き、聴いてみてどうでしたか?」

雪は気持ちを正して、授業の感想を聴いてみた。
先輩は考えるように上を向きながら、正直な感想を述べ始めた。
「んー、まだ初日だから特に興味をそそるような内容ではなかったけど、
カリキュラムを見てみる限り面白そうだったよ。意外と結構具体的だし」

「今までずっと専攻ばかりだったから、こういう授業を聴いてみると何か不思議な気もするし」
雪の頭の中で、「興味」「不思議」など、どんどん単語が抜き出されていく。

どんどん「科学適正」から外れていく‥。そして次の先輩の言葉で、雪の冷や汗は止まらなくなった。
「ビデオも見せてくれるらしいんだ」 「‥‥‥‥」

そしてその爽やかな笑顔で、先輩はこう言った。
「すごくためになる授業だと思うな


雪はしどろもどろである‥。
1つ目と2つ目、どちらにも共通している「科学」の有益性についてたどたどしく語る雪の傍らで、
事務員さん達も「そんな授業あったっけ?」とヒソヒソ囁いている‥。

撃沈した雪に、先輩は「仕事の方はどう?」と声を掛けた。やってけそう?とも。

雪は元気よく返事をした。そして紹介してくれたことに、改めてお礼を言った。

続けて雪は、英語の塾の件について言及した。授業料が無料になっていたことについてだ。
すると先輩は、この間連絡してみたら自分の友達だということで、授業料を免除してくれたらしいと言った。
「情でそうしてくれたんだから、そのまま通うのが義理だと思うな」

雪は申し訳なく思いながらも、そう言われて返す言葉もなく、好意に甘えることにした。
そして気になっていたことについて、この際全部言ってしまおうと思った。
「あの‥先輩何時に講習終わるんですか?私が夜ご飯でも‥」

その誘いに、先輩は今日は友達と約束があって無理なんだと言った。
気まずさに口を噤んだ雪を見て、先輩はリラックスした仕草で言った。
「んー‥いつも12時に終わるから、今度ランチでも一緒にどう?それから‥」

先輩は雪の言いたかったことを見抜くかのように、笑顔でこう言った。
「晩メシ、絶対いいものご馳走してな?」

先輩は、あの約束を忘れたわけではなかった。あのメールで関係を断ち切ろうとしたわけでもなかった。
雪はホッとした気持ちになった。先輩が笑っている。

そして続けざまこうも言われた。
「それと考えてみたんだけど二回は奢ってもらわなくちゃな。それでチャラになるだろ?」

それを聞いた雪の脳裏に、河村亮の姿が浮かんだ。
奴からもそういえば、二回おごれと言われている‥。

期待してるよ、と先輩がからかうような口調で言う。

ヨーロッパの冗談がまだ残っているのか、ジェット機でも持ってこようかなどと言って、先輩は雪を困惑させた。
それでも二人の間の空気はあたたかく、時たまその冗談に雪は笑った。

先輩が、笑顔で手を振りながら去って行く。
そんな彼を見ながら、雪は温かな気持ちになった。
夏休みに入ったものの、思ったよりたくさん先輩の顔を見ることが出来そうだ。
それは仕事と勉強を繰り返すだけの休みより、きっと大分マシだろう‥。


夕方の空に、「SKK学院」の看板のネオンが光る。
今日は塾の初日。雪は気合が入っていた。

せっかくタダで勉強出来るのである。なおさら頑張らないとと、廊下を歩いている時だった。
幾人かの生徒が、塾のポスターを見てカッコイイと騒いでいる。

雪が不思議に思い、壁に張られたそれを仰ぎ見た時だった。

衝撃が走った。
と同時に冷や汗も、脂汗も‥。

雪は何度か目をこすってみたり、二度見してみたり、他人の空似だと思い込もうとしたりした。

しかし教室への案内板にも、パンフレットにも、やはり彼の姿が写っている。


そして遂に、後ろから声を掛けられた。
「あれ?お前ダメージヘアーじゃね?」

モップを持ちながら、掃除中の河村亮がそこに立っていた。
亮は雪に近づきながら、大学のみならず塾まで通う雪の優等生っぷりを皮肉った。
「大学ってのは遊ぶとこじゃねーのかよ」

雪がオドオドとここで何をしているのかと聞くと、亮は得意気に表のポスターを指差した。
「外で見なかったか?オレここで働いてんだよ!」

ポスターから掃除までこなすユースフルな労働者。亮は自分をこう言った。

雪はそんな彼から逃げようと、こそこそと教室に向かったのだが、亮は追いかけるように雪に向かって言った。
「お前メシ奢んの忘れたわけじゃ~ね~よな~?!また無視しやがったら直接会いに行くからな?!」

雪は授業が始まってからも、心臓がバクバク鳴りっぱなしだった。
なにこれ?!どうなってんの?絶対におかしいって‥アイツがどうしてここに???

ポスターに載っていたことも、掃除していたことも理解不能だ。
けれど気になることはもう一つあった。
雪の脳裏に、”ご飯おごれ隊”のマーチが響くようだった‥。
おごって 二回おごって 無視しないでおごりやがれ~

二人とも、雪を見ればメシメシ言うような気がする。
雪は頭にご飯を乗っけながら、授業の始まりを迎えたのだった‥。

雪が授業を受けている頃、雪のアパート‥もとい秀紀のアパートの一室で、
彼の携帯電話は鳴り響いていた。

しかし秀紀は気が付かない。
部屋中に散らかった酒瓶や打ち捨てられた教科書の中で、彼は泥酔しているからであった。
発信元の遠藤修は、もう数回目の音声案内を聞いているところだった。

荒れ果てた部屋の中が想像出来る。
遠藤はギリリと歯を鳴らした。昼間のストレスと秀紀への苛立ちで、もう限界が来そうだった。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<ここに居る理由>でした。
「科学的性の理解」ですが、作者さんの通っていた大学で、似たような科目があるらしいです。
「性の科学的理解」だったかな?
きっと同じ大学の方は、授業あるあるで懐かしくも可笑しいんでしょうね~(^^)
*追記*
コメント欄にてご指摘の、先輩が言った「ジェット機持ってこようか?」の冗談について。
本家版1部7話のオマケ漫画に、その冗談が描かれています。
服装からすると、春学期に雪と先輩が同じ授業を取ったことが分かる初日のシーンでしょうか。
↓コレがそのオマケ漫画です。
「今度晩メシ何食べいこっか?」 ビクッ

「パリへ行ってエスカルゴでもどう?」 えっ?!

「はははははは‥冗談ばっかり‥」

「俺ジェット機持ってるよ」
「‥‥‥‥マジですか?」

「うっそー」

「太一君がこう言ったら面白いよって言ってたからさ。面白かったでしょ?」
「は、はぁ‥」

「こっち来いやゴルァ!!」「ごかんべんを~」

‥といった漫画でした。
どこで紹介しようか迷っていたところ、ちょうどちょびこさんが言及して下さいました。
ありがとうございました!
このオマケ漫画のエピソード+ヨーロッパのくだりで、今回のジェット機発言が出て来たんですかね~。
読者にしたら「いきなりなに?」って感じですが、雪ちゃんからしたら「また言ってる‥」的な感じなんだと思います 笑
先輩がこういった冗談をたまに言っていたと考えると、あの「雪ちゃん足元に虫がいる!」のくだりも少し納得出来るような‥。
まったく、謎の多い漫画です^^;
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それは知らなかったー!ありがとうございます!!^0^
何か語呂がいいですね。何から生まれた言葉なんだろう‥。
おまけ漫画、いつか本編に追いついたら記事にしたいな~と思ってます。
その時はどうかヘルプ‥お願い致します~~!><
これは何かを薦める時言う、韓国のネット熟語です。
例:「チートラ ぜひ読め 二回読め」
「ライオン人形 ぜひ買え 二個買え」
「太一君がこう言ったら面白いよって言ってたからさ。」
この前におまけ漫画もう一つあるはずです。
太一「青田先輩、ジェット機持ってますよ」
雪&聡美「えー?!本当?」
太一「嘘ですwwwww」
けど私に見つかった!!!(爆)
青さん、リンク先拝見しました!建物や大学構内の緑道の感じ、どことなくチートラの風情がありますね~。ドキドキさせられました。
ちょび真澄様、紫織はオマケ漫画を載せないところが大嫌い‥月曜日のウェブトゥンでチートラだけアップが遅いのが大嫌い‥ぶつぶつ
なるほど、そーゆーワケね。
日本語版、不親切っちゃー不親切だなぁ。
オマケ漫画で一週間また待つのもヤダけど、我々のような真剣な読者には、実はあーゆートコロに、深く理解するためには欠かせない要素が沢山含まれているし、どーせ韓国版の方がずーっと先進んでるんだから、オマケは一話プラス特典ぽく載せてくれてもいいのに。。
実はケッコー人気な作品であるコトを無視した感じが残念。少なくとも韓国では人気なのは明確だし、そーゆーのに日本人も敏感になってるのは普通な昨今なのに。
愚痴ってしまった。すまない、マヤ。
47~49を借りてきたお陰で、穏やかな祝日を過ごせそうなちょびこナリよ。
www.seoulnavi.com/miru/302/
ただ、大学のステイタスなどを見る限り、A大=建国大だとどうもシックリコナイので、いろいろな大学の要素を入れながら書いているというのはその通りなんでしょう。
ちなみに建国大はソウルにある総合大学なのですが、いちばん有名のは畜産関係で、大学うブランドのハムや牛乳がよく知られています。大学のマスコットも牛ですし。また、キャンパス内に「湖」があるのが自慢なのですが、他大学生には「池」呼ばわりされています。
ポジションやイメージ的には、明治大とか近畿大とかが割りと近いかもしれません。
アンノウン。韓国人の名前みたい。
わはは。天から御札が~~。
姉さまありがとうございます。
大体、日本語版だって原作とずいぶんニュアンスが変わっちゃってる部分ありますもんね~。
ここはやはり、師匠の解説付きで読める日を待つしかないですね。
てゆーか、盛り気味に解釈して祭に突入するのがチートラの正しい味わい方と心得ました(笑)
次の祭はいつかなーー。ワクワク
http://blog.goo.ne.jp/michitacosy/cmt/8cb3bf4307612f78e3cfc08b6d8215ab
先輩のつぶやきだけ(英文を訳すのみ)だとタンパクジュンなのですが、
画を交えてチートラ会が解釈するとこうなりまする~。
下ネタで暴走してしまってるトコロは許せ。笑
しかしチェリー説。。。いろんな人のいろんな見解(と欲望)が聞けて予想外に面白かったです。
ここはほんとに楽しいところですねー。
実は昨日、姉さまに教えていただいた英訳サイトに行ってみたんですよ。
全部読むのは大変なので、とりあえず韓国語版の気になるところを数か所だけチェックしたのです。
そしたら、柳先輩との例のやりとりのところで、
付き合ったらやりたいって思うのは当然だろー的なことを言われたあと、先輩こんな感じなんですよ。
、
「いや、(彼女にそうしたいなんて)俺は全然思わなかった」
そして雪ちゃんの部屋でのことを思い出し、
(うーん…それとも思ったのか?俺)
それから、
(ま、俺があの時やりたいと思ったとして、実際手を出したとしても…彼女は逃げたでしょ)
私の受け取り方が間違ってるのかな。
すごく淡泊な印象だったのです。
韓国語版はまったく分からない私にとってはココでの理解がすべてなのですが、原作の韓国語版だと全然ニュアンスが違ってたりするのでしょうかね。
謎~。
私も手慣れた感は感じたけど、出来ればチェリーではないにしても、それ自体は無頓着というか、与えられ求められるままになんとなくまぁ数回(生々しいw)…という感じであって欲しい、あまり豊富であって欲しくはないというのが願い。
私の友人で、皆ヤリたい盛りの頃に「セoクスの何が良いのか分からん」と言っていた男がいました。
そんな彼も今では人の親。良さが分かったかどーかは知らないけど、愛する伴侶を得て、良いか悪いかではなく、大切なコト、尊い行為だと実感したらしいです。
人によっては、そして相手によっては、単なるガス抜き行為や義務行為なのかもしれません。
人の要求がわかる淳クンですから、雰囲気やら要求に応えて当時の彼女たちにキスやら何やらしたでしょうが、雪ちゃんの場合には「いや?」と聞くなど、雪ちゃんに合わせてくれてるし、押したり引いたりで、なんか「きみとど」のような初恋モード。
当然のように体を差し出され、見返りに愛を求められてきた彼にしてみれば、もしかしたら、けっこう早い時期にその行為にウンザリして、ほぼチェリー状態だったと願う。
だから経験豊富というよりは経験済み程度で、どーぞお願いします。
寝不足、大丈夫ですか~?あまり無理されませんよう‥。眠りながら歩いてたら先輩にイヤホンはずされちゃいますよ!
先輩のチェリー疑惑、大事なことだと思いますよ!!(断言)
青田淳の人物像的な視点からも、萌えの視点からも大事なことです!!(二回言った)
ちなみに私は先輩には経験しておいて欲しい派なので(そこはリードしてくれる先輩であってほしい!)先輩は経験済みだとそう思ってしまうのかもしれません。
淳の「愛してる」か~それを見れたらもうそこかしこで炎上でしょうな‥。姉さんも記事3個くらい書いちゃいそうですね。そしてチートラ会は徹夜の祭り状態に‥。いいな~それ。。
青さん、SKKとは実在する大学のイニシャルでもあるのですね!何か関係してるのかもしれませんね!
そしてどこかで読みましたが、建物のモデルはわりと建国大学という大学(作者さんの母校)が使われているということでした。ただ、100%そこがモデルかと言ったら違って、色々な大学をちょこちょこ取り入れているそうです。
日本だとどこですかね、確かにKOだと学費がかさみますね!ソルのバイト地獄も頷けます(笑)
ja.m.wikipedia.org/wiki/成均館大学校
これまで、チートラの舞台となっている大学のモデルは、延世大だと思っていました。誰もが羨む名門大学で近隣の徒歩圏にそこそこお洒落な繁華街があるとなれば、韓国の慶応と例えられる延世しか思いつかなかったからです(ちなみに東大に例えられるのはソウル大、早稲田は高麗大です)。
しかし、SKYと一括りで呼ばれるこの3大学に次ぐポジションにある成均館大も、近隣には大学路と呼ばれる繁華街がありますし、こちらがモデルであっても不思議ではありませんね。
書き始めた時は、軽い気持ちだったんですケド。
りんごさん、teaさん、引かせてしまってスンマセン(笑)
そういえば私、うっかり静香の自殺説を呟いてしまった前科もありましたっけね…(-_-;)
人の心の闇の部分に触れる機会が何かとあったりする人生なものですから、ついそういう視点でモノゴトを見る癖があるのです…スイマセン。
これが基本ラブコメだということを忘れちゃイカンですね(笑)
さて、先輩がドー〇イくんかどうかとかはホントどうでもいい話で(むしろ彼に無垢であってほしいと願う私のヨコシマな願望だったのかもしれません…)、
要は心から誰かとくっつきたい、結ばれたいというリアルな感情を持ったことはないんだろね~。ということでした。これを初恋とゆうのですね?w
雪ちゃん、早く先輩に「愛してる」と言わせてあげてほしいです。
以前ボランティアの時に返された「うーん…そりゃ…好きだから」みたいなんじゃ到底納得できません。
そんで私は、先輩に…涙を流してほしい!(←ここポイント。)
みんな盛り上がってるのな。ちょっくらおじゃまするよ。
私もりんごさん寄りかな~~
身体的なことはやること済ませてるけど、初恋はまだ、みたいなことなのかなと思ってました。
就活相談の後のケーキ屋といい、二度目のキスといい、スマートな手慣れ感ありますからね~~~
それでこそ先輩、という感じがあります。
3-1の柳先輩との会話のところも、「俺はそんなつもりは‥」と言って雪の唇を思い出した時、私が思うのは「あ、違う。あの時俺キスしたかった」と思ったんじゃないかと。だからそのあと小さく「‥違うか?」と呟いたんじゃないかと思ってます。
今まで理性で全てコントロールしてきた自分の、思わぬ衝動を自覚した瞬間だったのかな、と。
その後3-8の車中で抱きしめた後、身体を離して先輩、雪の唇と瞳を交互に見るコマがありますよね。あそこは「雪の唇‥俺やっぱりキスしたい」という、自らの衝動の確認作業だったのかな?と思ってました。
さかなさんのおっしゃる「確認作業」、たびたびやってますよね!中でも印象的なのは、
3-20で酔っ払った時に「俺のこと好き?君は本心で俺に接してくれてる?」と言った言葉です。
すごく素直な彼の言葉だなと思いました。酔っ払った故に出て来た理性を取っ払った部分、というか。
そういった今までの理性でコントロールしてきた彼の人となりと、雪と付き合いだして徐々に出て来た本能的な部分が混在していて、そこが面白いですよね~~。
でも本能的な部分のジュンは、天然というか素というか、かわいいですね。
科学的性の理解も、そういうジュンならではな感じですね。
ビデオ、一体何を見たんだろう‥。ダダーン
私も同感です。
…最近、姉様のところで話したけど。
少しだけ…
さかなさん、
おぉそうなんですか~!
私はさかなさんと真逆なこと思ってました。
先輩は10代の頃1ダースと言われているの女の子方とやることちゃんとやっていて、(求められるがままに…かな。)
柳先輩との会話で回想した、“キスしたとしてもきっと雪は逃げただろう”的なこと思ったのは『なるだけ雪ちゃんに合わせようと思う』と言っていたことは本心で、そうしたのかなと。
色々と済ませているから、余裕な対応できるのかなーと思ってました。25才だし。
確かに、ガツガツはしてないと思います。今も昔も。
真逆ですね。
それでは、失礼します…!
今から外出~~!
とりいそぎ失礼します!!!
そうか~~、あのやり取りに紐付かれたものだったのですね。スッキリ。
さすが師匠…丁寧な仕事に頭が下がります。
ところで、「科学的性の理解」!
雪ちゃんの動揺をよそに、先輩「具体的だしビデオも見せてくれる」(ニコッ
私が思うに青田氏、「身体機能が冷静」とかなんじゃなくて、実は「性」に対して今まであんまり興味なかったんじゃないでしょーか?
健康な青少年なら、好きな女の子ができれば(あるいはたとえ好きじゃなかったとしても)、それなりの年齢になればチューしたいだのエッチしたいだの思うはずですけど、この人にその衝動が起きたことは、実は今まで一度もなかったのではないでしょうかね。
そもそも、他人とのそういう触れ合いを、汚らしいとか煩わしいとか思いそうなヒトじゃないですか?
断言しましょう。彼はドー〇イ君です。
つまりこのシーン、実は笑うとこではなかったのです(たぶん)。
これから雪との関係を深めていくにあたって、先輩としては軽く仕込んでおいた方がよい知識だったのですよ。
普通のヒトはどんな時どんな風に欲情するのか?とか、どんな風にすれば相手はどのような反応をするのか?ということを、科学的な視点から学ばねばならないくらい、
リアルな感情や衝動の世界から隔絶されてしまった人が青田淳なのです。
性にまつわる事柄だけでなく、彼は人間らしい感情・衝動のほとんどについて、麻痺した状態になっているのだと思います。
今のところ彼はそれを不幸とも何とも思ってないでしょうが、世の中にはそういう「麻痺してる自分」に気づいて苦しんでいる人はたくさんいます。
彼も雪ちゃんと出会ったことで、徐々に気づいていき、「怒り」以外の様々な感情との向かい合うに苦しむことになるのでしょう。
と、私は勝手に分析しています。
スンキさんへの裏取り調査は行っておりません。あしからず。
そうそう、だから柳先輩から「どこまでいったんだー?」とからかわれて青田氏がお泊まり事件のことをじっと回想する場面では、
「あー、やっぱりああいう状況の時にチューするべきだったのかな…?でも…まだそれほどしたいって気もしなかったし…」
云々と自らの判断の正誤を思ってるのだと受け取りました!
そのほかにも色々、同じ意味で引っかかった部分ありましたよ?
聡美のお父さんが大変だったとき、病院の椅子で眠る雪を見ながら
「うん、俺の彼女だ」
と自分に言い聞かせている(と私は感じました)ところ。
雪ちゃんの部屋で、自分が彼氏としてよくやれているか確認したあの夜。
彼にはこうした確認作業が必要なのですよ。
一見萌えシーンのように見えて、実は深い意味がある……チートラはそういう漫画です。
長々と自説を語り失礼しました!
スンキさん、心理学をよく勉強してるなーと思う今日このごろ。
それにしても、韓国は18禁じゃなくて19禁なんですね~。
雪ちゃん、先輩には自分からご馳走するって言い出しっぺのくせに一括り。笑
ところで、このマンガによく出てくるシーンで、すごく共感するところがあるんですが、
チョットした言葉を、別の場所で別の形でもう一度聞くコトってよくありませんか。
もちろん誰かによって意図されたものではなく、たまたま自分が目や耳にして一旦は流してたのに、その後にその言葉を聞くコトによって改めて意識するというか。
今思い出せる例としては大江千里(萌菜)が「スネてる」と言った後、たまたま河村さんが「スネてる」と言ったのとか。
先輩の「二回」は、一度こっきりじゃヤダ!という願いも込められてんでしょーか。
それとも単純にこれまでの流れを計算して二回という数字をはじき出したのか。
どちらにしても嬉しい提案です♪
あと、ジェット機発言。
ヨーロッパで食べた好物発言からの流れからなら納得だし素直に笑えます!
私、その意味が全然分かってなくて、
「なにこれ。冗談?全然笑えないんですけどー」って思ってた(笑)
なんせジェット機のコトを勝手にセスナと勘違いしてたので、、ヨーロッパに結びつかないワケです。。orz
よかったー。またひとつスッキリしたー。
でもこの冗談わかりにくくない?
私だけ?
科学的性…。先輩のこの爽やかな表情といい、、当初は雪ちゃんをからかってるのだろうと思ってました。寧ろ読者をからかっているような…!『さぁ、どっちだ。(ニヤリ)』と、スンキさんが狙った策略…U+2049w
雪ちゃんが迷ったということは素なのかな?
これもズレてる内に入る先輩あるあるなのかしら~…(⌒-⌒; )
にしても、『ご飯おごれ隊』ひとくくりにその呼び名が可愛くてグッときました笑